世界適正組み合わせ一覧(ウイニングポスト9)

2019年4月23日

この記事では、ウイニングポスト9シリーズから追加された世界適正(芝の軽重への適正)の概念について、どの地域の組み合わせでどういう適正になるかを調べたものです(暫定版)。

軽重の適正がどういったものになるのかについては、父系(サイアーライン=画像の①)と母父系(画像の②)の影響力が強いです。

それに対して、父母父系(画像の③)と母母父系(画像の④)の影響力は父系、母父系より弱い、という認識でO.K.だと思います。

また、日本(軽い)と欧州(重い)が対極であり、米国は真ん中寄りの軽め(日本よりやや重い)というポジションです。

米国は日本よりも重めへ寄らせる影響力があり、かなり似てはいますが全く同じではありません。

それでは具体的に地域(日米欧)の組み合わせとその結果となる軽重の適正について見ていきます。

※なお、同じ組み合わせでも適性が異なるケースを少数ですが確認しており、組み合わせだけではなく、他の要素によっても適性が変化することがあると思われますので、暫定版としています。

※父母父系と母母父系は入れ替えても同じ適正になるケースが多いため、その組み合わせは省略しています。他、入り切っていない組み合わせが少数あります。

※緑の色が濃い方が得意な芝質となります。つまり黄緑はやや不得意です。

【極度に軽い】■■□□□□□

最も多い組み合わせでなる適性です。

父系と母父系が日本か米国で、かつ父母父、母母父に欧州一つなど多少重めの血が入っていてもこの適性になりますね。

この適性で濃い緑が該当するGⅠの数は、国内の全てと、米の一部、オーストラリアなどで、総数は64個。

黄緑の部分でシャティンや米国のほとんど全ての芝GⅠもこなせるので、それを含めると84個のGⅠが守備範囲と考えることもできます。

【かなり軽い】 ■■■■□□□□

極度に軽い適性よりも多少重めの血が入る組み合わせと言えるでしょうか。

こちらは黄緑が左4のところまで伸びており、米国の全ての芝GⅠ、ドバイを始め、ドイツやドーヴィルなど欧州の一部でまずまず能力を発揮できる適性です。

守備範囲のGⅠ総数は、113個。

【軽い】 ■■■□□□□

母父系に明確に欧州の重い血が入り、万能性が増しています。

こちらは左3のところまでが濃い緑となっており、シャティンでも能力全開。

米国のキーンランド、ベルモンドパークでも能力を全て出せる適性です。

守備範囲のGⅠ総数は、113個。

【万能・軽め】 ■■■■□□□

欧州の重い血が父系か母父系に入り、かつ父母父系か母母父系のいずれかで欧州の血が影響力を持っています。

ドバイでも能力全開となる適性ですね。

さらにニューマーケット、サンクルーなどの欧州の重めの馬場にも対応可能です。

守備範囲のGⅠ総数は、130個。

【万能】 ■■■■■□□

父系で欧州の重い血が存在感を出すか、父系以外の全てを欧州が占めることで、かなりハイブリッド感が出ています。

こちらは左1が黄緑となってしまっていますが、右3のところまで黄緑でカバーできます。

右3が欧州で最もGⅠが多い芝質適正であり、パリロンシャン、カラ、アスコットなど42のGⅠである程度対応できることになります。

対応可能なGⅠ数は、165個と芝質適性の万能性で言えば、この適性が最高でしょうか。

【万能・真ん中】■■■■

父系に欧州が入って存在感を出しつつ、それ以外も比較的重めだとこちらになりますね。

あるいは米国の真ん中よりの血がある程度あり、かつ欧州も存在感があるとこうなるというところでしょうか。

こちらは左1を失った代わりに、右2まで黄緑でカバー。

ただ、右2はサンダウンパークで行われるエクリプスSしかGⅠが無いため、微妙かもしれません。

守備範囲のGⅠ総数は、140個。

【万能・重め】 □□■■■■

欧州の血がかなり濃いですね。

右2が濃い緑となり、右1も黄緑でカバー。

ゲーム内で最も重い芝質であるエプソムダウンズ競馬場にも対応できるようになりました。

ただ、数としてはエプソムダウンズではダービーなど3個のGⅠのみです。

守備範囲のGⅠ総数は、105個。

【重い】 □□■■■■■

父系、母父系が欧州かつ、父母系と母母父系が欧州以外だと、この適性になりますね。

エプソムダウンズでも能力全開になる適性です。

欧州三冠を狙うならこの適性でしょうか。

守備範囲のGⅠ総数は、105個。

【かなり重い】 □□■■■■■■

父系、母父系が欧州かつ、日本か米国の血が父母父系か母母父系に入っているとこちらの適正に。

左3、4が黄緑となり、いよいよ欧州専門になってくる適性です。

守備範囲のGⅠ総数は、105個。

【極度に重い】 □□□□■■■

全てが欧州の重い血という、ズッシリくる適性です。

右4すら黄緑となり、欧州でも能力全開が難しくなる適性ですね。

これにするメリットはあまりない?

守備範囲のGⅠ総数は、63個。

【競馬場毎の芝質適正】

芝質適性毎の競馬場とそこで行われるGⅠの数を記してあります。

競馬場名の横の数字が施行GⅠの数です。

左1 日本(東京7、京都5、中京1、小計13)、米国(ガルフストリームパーク2、サンタアニタ11、小計13)、計26

左2 日本(中山4、阪神5、小計9)、米国(ウッドバイン4、サラトガ3、デルマー3、モンマスパーク1、小計11)、オーストラリア(色々な競馬場がありますが、全て左2です。また、欧州扱いです。小計18)、計38

左3 米国(キーンランド5、ベルモントパーク8、小計13)、香港(シャティンのみで7。欧州扱いです。)、計20

左4 米国(アーリントン3、チャーチルダウンズ1、小計4)、ドバイ(メイダンのみで3。欧州扱いです。)、欧州(シャンティイ2、ドーヴィル6、ニューベリ1、ハンブルク2、バーデンバーデン1、ヨーク3、小計15)、計22

右4 欧州(サンクルー3、ドンカスター2、ニューマーケット9、ヘイドッグパーク1、レパーズタウン2、小計17)、計17

右3 欧州(アスコット13、カラ10、グッドウッド3、パリロンシャン16、小計42)、計42

右2 欧州(サンダウンパーク1) 計1

右1 欧州(エプソムダウンズ3) 計3

全世界で169のGⅠが行われています。

それを黄緑まで含めてのカバー数で言うと、万能がトップで165個のGⅠをカバー可能です。

次いで、万能・真ん中の140個、万能・軽めの130個と続きます。

これら上位三つの芝質適性が基本的には優れていると言えるでしょう。

では、濃い緑だけで考えるとどうか。

万能・軽めが106個でトップ。

次いで、万能・真ん中が101個、重いが88個、万能が80個と続きます。

そういうことで、万能・軽め、万能・真ん中、万能、重い、この4つが優れていると言えるかもしれませんね。

日本中心なら万能・軽め、世界を渡り歩くなら万能・真ん中か万能、欧州中心なら重い、こんな感じでしょうか。