爆発力検証 1周目爆発力30(ウイニングポスト9)

2019年4月25日

1周目のサートゥルナーリア〆父配合は、諸々の失敗などあり、爆発力が平均で30止まりとなりました。

しかし、これを逆に比較の好対象として、今後の爆発力40以上の配合と比べていきます。

爆発力30はキリがいい数字ですので、比較しやすいと考えます。

ということで、8シリーズに続いて、爆発力とSPの関係性を簡単に検証しました。

なお、SPを調べる際に能力閲覧ツールを用いていますので、そうしたツール類に対して抵抗感のある方は、以下の記事内容をご覧にならないようご注意ください。

【配合の条件など】

・〆父のSPは75

・〆母は日欧合わせて15頭、SPは平均で67.47

・配合時の両親合算の平均SPは71.23

・爆発力は15頭全てで30になるように調整済み

・危険度は0

・SP因子大活性確定

・爆発力が諸条件で変化してしまうまで生産を続け、延べ60頭についてSPを調べた

【結果と考察】

上図は横軸が産駒のSP値、縦軸が頭数となっています(横軸は左端がSP85=上限、右端がSP45=下限)。

このグラフの分布を見る限り、8シリーズとほとんど変わらないだろうと思われます。

SPが80以上の馬が産まれた確率は、6/60で10%でした。

この確率の値も、8シリーズで私が検証してきた値と近似します。

今回から標準偏差も示していきたいと思っていて、上記の1周目〆配合における標準偏差は9.11でした。

標準偏差とは、サンプルのバラツキを示す値で、難しい理論的なことは置いておいて(もしくはググってくださいw)、標準偏差の数値が今回の検証に当てはめるとどういう意味なのか、少し説明しておきます。

今回のケースですと、68.32±9.11の値が、この1周目〆配合から産まれてくる産駒全体の68.2%に当てはまるだろうという予測ができる、という意味になります。

もう少しかみ砕くと、68.32から68.32+9.11(=77.43)までの間のSP値の産駒が、34.1%の確率で産まれてくるだろうということであり、68.32-9.11(=59.21)から68.32までの間のSP値の産駒が、34.1%の確率で産まれてくるだろうということになります。

標準偏差が小さいほど、産駒のSP値のバラツキが少なく、当たり外れの少ない配合ということになります。

現時点での推測では、SP因子大活性の有無でバラツキが大きくなるはずだと考えていて、つまり標準偏差の値が大きくなるはずだと考えています。

まぁあまり小難しいことは横に置いておいて、標準偏差の値でその配合におけるSP値の安定性が分かる、と理解しておいていただければと思います。

で、今回の9.11という値が、その基準となります。

さらに今回は8シリーズとの比較のため、8無印の1周目で行った爆発力32~36(三冠配合込みで36なので実質32です)の配合と今回のサートゥルナーリア〆父配合(爆発力30)との間で t-検定 を行ってみました。

t-検定 というのが何なのかは標準偏差と同じく詳しく説明しませんが、2つのサンプルの間に違いがあるのかどうかを調べられる検定だと理解しておいてください。

一応、根拠として t-検定 の結果画像を貼ってありますが、とりあえず t-検定 の結果から分かることは、8無印の1周目配合と今回の配合との間には、少なくともSP値に関しては違いが無いと考えるのが妥当である、ということです。

つまり、爆発力30程度の配合においては、8シリーズと9で爆発力の影響力に違いはないということです。

また、8シリーズと爆発力の影響力に違いが無いのであれば、仮説としては9でも爆発力40がSP値に与える影響力の上限ということになります。

この仮説を2周目以降の配合で検証していきたいと思います。

それではこの記事は以上となります。