爆発力検証 2周目爆発力40(ウイニングポスト9)

9の2周目プレイとなる爆発力40の〆配合が完成したので、簡単に検証を行いました。

まずはじめに配合の条件を確認しておきます。

なお、SPを調べる際に能力閲覧ツールを用いていますので、そうしたツール類に対して抵抗感のある方は、以下の記事内容をご覧にならないようご注意ください。

【配合の条件など】

・〆父のSPは75

・〆母は最初の1年は8頭、後10頭で平均SPは69.70

・配合時の両親合算の平均SPは72.35

・爆発力は10頭の半分が41、他は40

・危険度は0

・SP因子大活性確定

・前作8シリーズの爆発力とも比較するため、頭数を近い数に調整。延べ53頭についてSPを調べた。

【結果と考察】

上図は横軸が産駒のSP値、縦軸が頭数となっています(横軸は左端がSP85=上限、右端がSP45=下限)。

以下が度数分布表です。

SP最大値の85も一頭誕生しています。

 

前周回のグラフと度数分布表も載せておきます。

1周目の平均SP値が68.32、2周目の平均SP値が72.30ということで、明らかに違うことは分かりますが、念のため、t-検定も行いました。

結果は有意な差があると判断できる値でした。

簡単に色々端折って言いますと、下から2番目のP値が0.01439となっており、すなわち二つの平均値の違いが偶然である確率は1.439%ということが言えます。

1.439%しか偶然が無いのだとしたら、二つの平均は異なる事象を表していると考えるのが妥当だろう、そういう考え方です。

爆発力30の配合と爆発力40の配合では、確かに爆発力40の配合の方が優れていると考えられます。

では、8シリーズの爆発力40近辺の配合と比べてみましょう。

まずSPが80以上の産駒が生まれた割合を比べてみます。

比較に使用したのは疾風配合を使った爆発力42の配合です。

この配合では、50頭中17頭がSP80以上で、34.0%の産駒がSP80以上でした。

過去の検証において、爆発力40以上ですと、大体40%前後の割合でSP80以上が生まれてきていたので、やや低めではありますがこの値程度かそれ以上の割合でSP80以上の馬が誕生していれば、8シリーズとほぼ同じ爆発力の影響力だと言えそうです。

で、今周回は53頭中13頭がSP80以上で、24.53%の産駒がSP80以上でした。

なんと、10%以上もの差が出てしまいました(ちなみに爆発力30の1周目の配合ではSP80以上の産駒は6/60すなわち10.0%でした)。

比較に使用した爆発力42の配合のグラフも書式が少し異なりますが、載せてみます。

やはり、グラフの山の部分が違うように見えますね。

産駒のSP平均値も74.32なので、今周回の72.30とは結構差があります。

ただし、今周回の配合の結果が偶然だった可能性も考えられます。

t-検定をしてみましょう。

私ももしかしたら有意差が出るかなとちょっとドキドキしながらやってみましたが、結果的には有意差が出ませんでした。

P値が0.174562となっており、すなわち17.4562%の確率で二つの平均の差は偶然であるということです。

P値が0.05以下、つまり5%の確率以下で偶然であるという値ですと、「5%水準で有意」と表現し、有意差があると判断します(偶然同じである可能性が5%以下しかないなら、かなり稀なことだからコイツラを違うものだと判断した方が妥当だよね、という考え方です)。

しかし、今回は17%強も偶然の可能性があるということなので、たまたま今周回の分布が下振れした可能性を示唆しています。

つまり、8の爆発力42の配合と今周回の配合には、平均値に差があり、グラフの見た目も差がありますが、それはたまたまである可能性を否定できず、同じ事象を扱っていると結論できます。

よって、今回の検証では8シリーズと9無印で爆発力の影響力には差がない、と結論します。

とはいえ、何だかスッキリしないと読者の方も思うでしょうw

ということで、次周回は爆発力50程度の配合を構築し、検証をしていきます。

爆発力の仕様が変わったのか?

爆発力50で8シリーズの配合と差がない結果が出れば、仕様は変わっていないと言えます。

果たしてどんな結果が出るでしょうか。

それではまた次回!