この記事では、ウイニングポスト10 2025における1971年シナリオスタート時の日本国内のお勧め繁殖牝馬を紹介しています(現在体験版準拠)。

なお、前作から史実繁殖牝馬(購入にお守りが必要ない、いわゆる無札の馬もいます)は能力エディットが可能になりました。

そのため、無印に比べて相対的に血統面の重要性が増しています(エディットするなら能力面は差が出ないため)。

また、今作では1971年スタートでライジングフレームとレリックが確立済みとなっており、さらにトサミドリが確立しやすくなっていることで、特に国内で繁栄しているライジングフレームとトサミドリを血統内に持つ馬をピックアップしてあります。

今作の特色の一つと言えるでしょう。

※下記に頻出の「かまど馬」とは、将来的に自牧場の繁殖牝馬の祖となるような、優秀な繁殖牝馬の礎として有用な馬のことを指しています。主に仔だしや能力というより血統面に優れていることが多いです。

SPECIAL繁殖牝馬

☆イチジョウ

今作から超名牝・クリフジ(変則三冠馬)が血統表内で繁殖名のトシフジではなく、現役競走馬時代の名前であるクリフジ表記に変更となった。そういうことでより分かりやすく超名牝の血を活かすことができるようになったし、「牝系クリフジ」を確立させることも可能になった。クリフジマニアには垂涎のタイトルとなったと言えるだろう。このイチジョウもクリフジの血を引く一頭で、前作から続いての登場となる。

 

☆キタノヒカリ

今作から確立できる見通しが立った名種牡馬・トサミドリの直仔。トサミドリを確立させる前提なら同馬を導入することも選択肢の一つ。母父・トウルヌソルからゲインズボローが見えるのがチャームポイント。スピード因子、スタミナ因子ともに活性化しやすく、特に3代前にはスピード因子とスタミナ因子が溢れている。

 

☆クインナルビー

怪物オグリキャップの母方祖先に当たる名牝。自身もスタミナ因子を持ち、スタミナ大活性しやすいのが特徴的。また、母・第一シユリリーと母母・シユリリーが根性因子を持ち、3代続けて能力因子を重ねている日本では珍しい血統構成なのも特筆すべき点である。

 

☆スウヰスー

日本競馬史上初の牝馬二冠を達成した名牝。名種牡馬・セフトを父に持ち、能力は折り紙付き。繁殖成績は現役時代の活躍と比べると華々しくはなかったため、プレイヤーの手で名牝の血を贔屓するのも一興だろう。また、芝◎ダ◎の馬場適正は非常に優秀。

 

☆ヒカルクイン

今作から系統確立済みとなったライジングフレームを父に持つ。ライジングフレームはSPECIAL種牡馬として導入可能だが、他の種牡馬を優先したいなどでライジングフレームを導入しないのであれば、ヒカルクインなどのライジングフレーム直仔牝馬を導入して使うとよいだろう。

 

☆ヤマイチ

こちらも超名牝・クリフジの血を引く一頭。イチジョウとどちらを使うか、はたまた両方使うかはプレイヤー次第。

 

1971年スタート時の国内繁殖牝馬・お守り有り

☆アソルータ

父に名種牡馬・オリオールを持つ。オリオールの血はこの時点の日本では貴重である。能力や仔だしはイマイチなため、アソルータから強い馬を狙うというより、アソルータから次代以降に繋ぐ用途が効果的。

 

☆アマゾンウォリアー

名門メジロ牧場の礎を築いたかまど馬の一頭。父に名種牡馬・カーレッドを持ち、さらに母父にもウォーレリックから名馬にして名種牡馬・マンノウォーの名前が見えるなど、名血の塊。この時代の日本によくこのレベルの血統がいたものだとメジロ牧場の先見の明を感じずにはいられない。馬場適正が芝◎ダ○なのも貴重。

 

☆ヴァーヴ

大種牡馬・ネアルコの直仔という非常に貴重な血を持つ一頭。世界的に見ても珍しい名血であり、ネアルコの血を活かしてインブリードを作ったり、そのまま大種牡馬因子を次代に繋げたりと、血統という意味においては唯一無二の価値を保持する今作では非常にお勧めの繁殖牝馬である。

 

☆オーハヤブサ

今作でも猛威を振るう名繁殖牝馬である。10無印から数多のプレイヤーがお世話になってきたはず。血統面では名種牡馬・ヒンドスタンを父に持ち、自身もスタミナ因子を保持し、特にスタミナと勝負根性が活性化しやすい構成。日本のレース傾向として遭遇しやすい瞬発戦と持久戦の数値も高く、ゲームの仕様が変わっても隙は無い。相変わらず非常にお勧めの一頭だ。

 

☆オルヴィダダ

今作での追加要素・世界100傑ランキングで1位に君臨する(1971年シナリオ)リボーを父に持つ。リボーの血はこの年代の日本では貴重なため、ここから血統を繋げていくと将来的に優秀な繁殖牝馬が得られるだろう。自身の仔だしはイマイチなので、すぐに大物が出てくることを期待しすぎてはいけない。

 

☆ガーネット

今作からより脚光を浴びるようになったトサミドリを父に持つ。自身も有馬記念勝ちなどを果たした名牝中の名牝である。能力は保証されているので、トサミドリが系統確立できれば、繁殖においても大仕事を果たしてくれるだろう。

 

☆ギフトヤシマ

ナスルーラ系のスピード血統・プリンスリーギフトを父に持つ。今作からはロイヤルサッシュがスタート時に不在ということで、スタート直後のプリンスリーギフト直仔牝馬の選択肢がやや狭まった印象があり、同馬の立ち位置が相対的に向上した。この馬自身というよりも次代に繋げていくのが常道。

 

☆クインカナデアン

国内にチャイナロック直仔牝馬は多数いるので、その中から母父にトサミドリを持つこの馬を紹介。トサミドリを確立できれば、次の代でも優秀な産駒が期待できる。どちらかというとかまど馬として優秀な一頭。

 

☆サクラ

プリンスリーギフト直仔の同馬。母父にシュプリームコートが入ったことで、よりスピード因子が大活性しやすい血統構成になっている。プリンスリーギフト系を組み込んで血統構築するなら選択肢の一つとなる。

 

☆シラオキ

武豊騎手が初めてダービーを優勝した際の相棒・スペシャルウィークや牝馬でダービーを制した名牝・ウオッカに連なる牝系の祖である。某ウマのゲームでも大きな扱いを受けているが、ウイポでは(購入画面を表示できるような形として)初登場となる。しかし、残念ながら今作では25歳という馬齢なのでプレイヤーが種付けすることはできない。3月中に購入することで、その産駒は所有することができる。ただ、1971年4月に誕生する産駒は牡牝が不確定だし、シラオキ70も牡馬である。せっかくなのだから、テスコボーイとか今作から確立済みのライジングフレームとかの種を受胎させておいてくれれば話題になってよかったのに・・・。

 

☆スターロッチ

マチカネタンホイザ、ウイニングチケット、サクラユタカオーと名馬を輩出したスターロッチ牝系の祖。能力的に優秀で、大種牡馬フェアウェイが父父に鎮座するのも特徴的。自身からも大物が期待できるし、ここからかまど馬としていくのもあり。

 

☆スファグナム

名種牡馬・モスボローの直仔。モスボローの血は日本だけでなく海外でも貴重なため、この馬から血統を繋げて活用していくのが吉。能力や仔だしは高くないので、かまど馬としての活躍を期待したい。

 

☆タカエミドリ

トサミドリを父に持つ同馬。トサミドリを系統確立できれば、母父にいるライジングフレームの種牡馬因子も一気に輝きを増す。今作での変化であるトサミドリ確立可能、ライジングフレーム確立済みという波に乗った一頭と言える。

 

☆ツキカゲ

SPECIAL繫殖牝馬の項で紹介したイチジョウを母に持つ。つまりはクリフジの血を引いており、しかも名種牡馬・ヒンドスタンが父となっている。繁殖牝馬としては母よりも優秀であり、ここから大物を狙うことも可能。クリフジ軍団を作る際には加えたい一頭だ。

 

☆テツハヤ

父にチャイナロック、母父にヒンドスタンを持つという、国内屈指の良血。自身からも大物を狙える上、かまど馬としても優秀。緑札で地味な評価額ながら、非常にお勧めの一頭である。

 

☆パロクサイド

日本競馬を長らく席捲する社台グループの礎を築いた名繁殖牝馬。その血は後に名牝・エアグルーヴの誕生へと繋がり、そこから現代に至るまで名馬を輩出し続けている、日本を代表する牝系の祖である。ウイポ的にも父が名種牡馬・ネヴァーセイダイであり、スピード因子が活性化しやすいので自身からも大物が期待できる。さらにはかまど馬としてももちろん優秀で、貴重な虹札を使うという点から購入手段を確保できれば所有して間違いない非常にお勧めの一頭である。

 

☆フェアリーテイル

今作では確立済みの名種牡馬・シカンブルを父に持つ。スタミナ因子が活性化しやすく、持久戦への適正が高め。将来的に欧州での戦いを見据えるのであれば、かまど馬として使っていくと役立つだろう。

 

☆プラティア

日本では珍しい名種牡馬・プリンスビオを父に持つ。血統的には持久戦に優れ、欧州での適正が高い産駒が望みやすい。欧州で走らせる目的ならこの馬をかまど馬として採用するのもあり。

 

☆プロフイト

名種牡馬・チャイナロックを父に持つ。母父のプリメロは1971年スタートだと日本国内では大きな勢力を誇っているが、残念ながら系統確立はしていない。もしプリメロが確立していたら同馬の評価は大きく上がっていただろう。ただ、この状態でも十分かまど馬としての役目を果たせる。

 

☆ブロメリア

父に名種牡馬・ボワルセルを持つ。さらに母父父に大種牡馬・フェアウェイも顔を覗かせており、血統的な価値がかなり高い。自身から大物を出すというよりはかまど馬としての価値が高く、お勧めな一頭である。

 

☆マタティナ

この時期の日本では貴重なグレイソヴリン直仔。自身もスピード因子を持つ都合上、スピード因子大活性がしやすく、いきなり大物も狙える。加えてかまど馬としても有用で、非常にお勧めな一頭。

 

☆ミスアシヤガワ

シラオキ牝系に属する名繁殖牝馬。この馬から代を経てスペシャルウィークへと至る。自身も父が名種牡馬・ヒンドスタンであり、このまま大物の生産も可能。スタミナ因子が大活性しやすい血統構成で、クラシックも狙える。

 

☆ミスヤマナカ

トサミドリを父に持つ同馬。母父にライジングフレームを持ち、かつ母母父にハイペリオンがいる名血。トサミドリを系統確立できれば、馬齢が若いのも相まって牧場の礎となるかまど馬になってくれるであろう。

 

☆メヒョー

何とも愉快な馬名ながら、父に名種牡馬・ヒンドスタンに母父トサミドリ、母母父にセフトという、この時期の日本における名血を集めた一頭。トサミドリを系統確立できれば、愉快な馬名が血統表に残るとともにかまど馬としての活躍が期待できる。

 

☆モンテホープ

今作から確立済みとなったライジングフレームを父に持つ。さらに母父がトサミドリ(何回出てくるんだw)で、確立できれば血統構成がさらに豪華となる。また、馬場適正が万能でかつ牝系持ちなのもチャームポイント。

 

☆ヤマトサクヤ

父に名種牡馬・ヒンドスタン、母父に名種牡馬・ライジングフレームを持つ。さらに牝系も持っており、馬齢も若い。大物も輩出も可能だが、かまど馬としても有能。非常にお勧めの一頭である。

 

☆リナウン

名種牡馬・ネヴァーセイダイを父に持ち、さらに母父が大種牡馬・ハイペリオンという点が非常に希少価値が高い。この名血を活かしてかまど馬として運用していくのが吉。大物は望みにくいもののスピード因子が活性化しやすく、それなりの産駒は望める。

 

☆リリーオブザナイル

父に将来の名種牡馬・ネヴァーベンドを持つ。ネヴァーベンドはプレイヤーが余程邪魔しない限り自然確立するので、この馬を血統に組み込んでおけば後々種牡馬因子として活きてくる。自身からの活躍馬を望むというよりは、かまど馬として有用である。

 

☆ロイヤルホイッスラー

ザボス系ホイッスラーの直仔。スピード因子が血統内に多いスピード血統である。一番のチャームポイントは、母父に大種牡馬・ロイヤルチャージャーを持つこと。ロイヤルチャージャーを次代に残せる馬は世界的に見ても希少であり、それだけで価値がある。かまど馬としての活用方法を考えるのがよいだろう。

1971年スタート時の国内繁殖牝馬・お守り無し

ピアズヘイル

今作では確立済みで評価が上がった名種牡馬・ライジングフレームを父に持つ架空繁殖牝馬が数多く存在する。その中でも同馬は母父に初代牡馬三冠馬・セントライトを持ち、血統的な希少価値が高い。セントライト好きのプレイヤーには必携の繁殖牝馬である。

 

ピアセンサー

ヒンドスタン直仔の架空繁殖牝馬は非常に多い。その中で母父に今作注目のトサミドリを持つ同馬を推しておきたい。トサミドリを確立する前提なら、同馬の価値が跳ね上がる。かまど馬として十二分に活躍してくれるはずだ。

 

プールナアティカ

今作ではフォルティノ直仔牝馬が少ない。1971年開始時では国内唯一のフォルティノ直仔牝馬が同馬である。フォルティノを将来的に確立させる予定があれば、同馬を使っていくのがよいだろう。

 

☆ブレーズターフ

今作ではレリックが確立済みとなったが、イマイチその恩恵が感じにくい。そこでレリック産駒であるヴェンチアを父に持つ同馬を推したい。レリックが確立したことによって種牡馬因子分の爆発力が増し、さらに母父のボワルセルもいいアクセントとなって根性因子が大活性しやすい。他に購入する馬がいなければ、選択肢に入れてもいいだろう。なお、この馬はお守り無しだが史実馬なので、能力エディットが可能である。

 

 

 

dosute

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  • ネアルコ牝馬の登場はなかなかの衝撃(笑)

    オーハヤブサって牝系にも属してて便利なんだけど活躍しすぎてあっという間に独立して牝系が弱体化するのが難点。
    独立元の牝系の特性を一つだけ継承するとか、いい加減牝系独立のデメリットを改善してくれない物か…現状だとメリット皆無の印象。。

  • 今回の初期日本架空繁殖牝馬は父ヒンドスタンに結構優秀なのが揃ってますね
    個人的に食指引かれたのはウインキングカール・キールマンボ・ジャヴァアップ・ダークミナレットあたりでしょうか
    海外だと父プリンスリーギフトのレネジットジェリーが良さそう