凱旋門賞は非常に残念な結果となってしまいましたね。
しかし、馬は頑張って走ったと思います。
無事に3頭がレースを終え、このまま何事もなく帰国してくれることを願うばかりです。
凱旋門賞の回顧について、競馬予想ブログの方で行っていますので、興味のある方は遊びに来てみてください。
(競馬予想ブログは、「ドステ 競馬予想」でググっていただくと、1ページ目に検索結果で出てくると思います。)
さて、本題です。
今回は、5周目〆配合を使ってのSPライン(ある爆発力を超えるとSP値の分布が一定となるライン)を検証する記事となります。
例によって、能力閲覧ツールを使用しますので、ご了承ください。
まずは、〆配合の紹介を改めてしておきたいと思います。
〆配合は、通常の配合・爆発力36、疾風配合込み・爆発力42、真・疾風配合込み・爆発力48、の3種類です。
最初に、真・疾風配合込みの組み合わせから画像を載せていきます。
次に子系統表示です。
親系統表示。
配合評価です。
次に疾風配合ですが、血統面では変わらないので、省略し、配合評価のみ載せます(以下通常配合も同様)。
通常配合。
では、確認が済んだところで、検証の結果に移りたいと思います。
まず検証を実施した条件です。
真・疾風配合を検証する際には、はじめは〆母が3頭しかいない状態で行うことになりました。
途中から、2頭加わり、最終的には計5頭での実施となりました。
疾風配合、通常配合は、全く同一の牝馬たちを使用しています。
最初に5頭で始まり、途中で新たな馬も加わった上で、最終的に計9頭で行われています。
検証の途中で引退した馬なども数に入っています。
生産数は、真・疾風配合が52頭、疾風配合と通常配合は50頭です。
次に、配合に使用した〆父のSP値と〆母たちの平均SP値、そして配合の平均SP値です。
真・疾風配合用の〆父・アオチューカイザーは、SP値75。
〆母たちの平均SP値は、69.2。
よって、配合のSP平均値は、72.1。
疾風配合用の〆父・アオチューキャップは、SP値71。
〆母たちの平均SP値は、70.44。
よって、配合のSP平均値は、70.72。
通常配合用の〆父・アオチューゾーンは、SP値74。
〆母たちの平均SP値は、70.44。
よって、配合のSP平均値は、72.22。
このような条件で、検証を行いました。
続いて結果です。
主に度数の分布を比べることで、SPラインを探ります。
参考に、これまでの〆配合の検証結果の度数分布図を載せておきます。
1周目・32~36配合
4周目・49配合
4周目・59配合
3周目・70配合
2周目・84配合
爆発力49以上の配合は、ほぼ同じ分布となっていることが分かると思います。
5周目に戻りますと、まずは真・疾風配合(以下48配合、疾風配合は42配合、通常配合は36配合と呼称)です。
度数はこのような感じになりました。
産駒のSP平均値は、73.3でした。
この値は、爆発力49以上の配合と遜色ありません。
これを図にしますと以下のようになります。
爆発力49以上の配合とほぼ同じ分布に見えます。
次に42配合。
産駒のSP平均値は、74.32でした。
これも十分な値と言えます。
これを図にします。
やや山が右に寄っているようにも見えますが、ほとんど同じ分布と見て良いと思います。
最後に、36配合です。
産駒のSP平均値は、72.40でした。
一見十分な値に見えますが・・・。
図にします。
明らかに山が右に寄り、70台後半辺りがピークとなっているように見えます。
この傾向をより明確に示すために、各配合でSP値が80以上となった産駒の生産数を比べてみました。
爆発力42と36以下の配合間には、SP値80以上の馬が産まれる確率に大きな開きがあることが分かりました。
これは、爆発力の差が6にしては、大きい差ではないでしょうか。
爆発力の差が6に対して、SP値80以上の馬が産まれる確率には実に16%もの差があります。
一気に倍近く変わっていることになります。
また、配合のSP平均値に隔たりがあるので比較しにくいですが、1周目の爆発力32~36配合と、今回の爆発力36配合の間にも、かなりの差があり、10%も差が生じています。
まとめです。
検証結果から、SPラインは、爆発力37以上42以下のところに存在することが推測されます。
そして、SPラインは、超えると超えないとでは、SP値80以上の産駒数に大きな影響を与えることが分かりました。
爆発力42以上の配合からSP値80以上の産駒が出現する確率を平均すると、40.46%となり、大体40%程度のようです。
一方、爆発力36の配合では、18%でした。
倍以上の差があり、これは非常に大きな差だと言えます。
これは私の推測ですが、恐らく、爆発力40以上がSPラインではないかと考えています。
SP値80以上の産駒を最も安定して生産していくには、爆発力が(現状では)42以上の配合を組むことが重要という結論に至りました。
恐らく、安定して爆発力40以上の配合を組むことができるというのが、最もベターな〆配合ということになるかと思います。
今回の検証は以上となります。
次回からは、5周目〆配合から生まれた産駒で、朱鷺坂タンを落としに行きますw
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検証お疲れ様です。
ふと、思ったのですが、SP因子の活性、仔出しの数値は
SP値にどう影響するのでしょうか
爆発力が加算されるのか、もしくは上昇判定を引く確立が上がるのか、
これによって同じ爆発力でも結果が変わりそうですね
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今回の検証で爆発力は40以上あれば十分そうということがわかったので、とても参考になりました。
先日の凱旋門賞は残念でしたが、近年はほぼ毎年日本の有力馬が果敢にチャレンジしてくれるので来年以降にまた期待したいと思います☆ミ
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コメントありがとうございます。
そうですね、SP因子、仔だしともに、どれくらいSP値に影響するか、調べてみたいですね。
体感ですが、SP因子大活性があるとないとでは、平均的な産駒のSP値にかなり差が出るような気がします。
ただ、これは通常のレベルの配合での感覚で、検証に用いたような高い爆発力の配合ではどれくらい影響しているのか、分かりません。
また、記載していなかったのですが、検証した配合は、どの配合もSP因子大活性が入っています。
仔だしに関しては、検証においてはランダムに〆母を揃えていますので、バラバラだとしても、ことSP値に関しては、平均するとそれほど大きな影響の差はないものと思われますが、良いに越したことはないのではないかと感じます。
ここら辺は、要検証ですね。
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>風野さん
ありがとうございます。
参考にしていただければ、とても嬉しいです。
凱旋門賞は残念でしたね。
いつか勝利する日を信じて、また日本馬の活躍に期待ですね!