今回は〆配合を使ってのSPと爆発力の関係を探る検証編となります。
今回の配合の基本的な条件です。
〆父
SP:75
サブパラ合計:18
〆母(N=14)
平均SP:72.36
平均サブパラ合計:12.07
配合平均SP:73.68
配合平均サブパラ合計:15.04
今回の〆母たちの特徴として、平均SPが高く、サブパラが低いというのがあります。
で、先にサブパラの方の結果を書きますと、なんとこれ以前の配合とほとんど変わらない結果を得ました。
サブパラの度数分布表です(N=52)。

平均値は13.35で、この値は1周目のグランピクランキ〆配合の値(13.40)とほぼ変わらない数値で、過去のほとんどの〆配合の値とも近似しています。
サブパラも一定のレベル(配合評価?)を超えると、大体一定の値に落ち着くのかもしれません。
次にSPの度数です。

で、これを図にまとめますと・・・(見比べやすくするためにSP48の1頭を除いてあります)。

比較のために、2016の1周目、2015の2周目、無印の爆発力42、の順に図を載せます。
2016・1周目

2015・2周目

無印・爆発力42

まず、今回の結果から、仮説であった「STがSPに影響する」、これは否定されたと考えられます。
なぜなら、1周目と2周目の分布は、ほぼ同様と言って差し支えないからです。
また、2015・2周目の分布と見比べてみると、SP因子の効果というのは、産駒の平均的なSPを底上げする、というものであると推測できそうです。
一方、SP80以上などのいわば「大当たり」に関しては、SP因子は関係無いか影響が少ない可能性があると思われます。
そして、2015・2周目からの3回の〆配合検証の結果から、無印と2015以降では、爆発力とSPの算出に関わる計算式が変わった可能性を指摘できます。
以下は過去の全ての〆配合を含めた表です。

赤いラインの上が、無印で幾度も検証を行った結果、爆発力の影響が頭打ちとなるライン、通称SPラインと勝手に名付けたものです。
が、2015・2周目からの3つの配合(50NSP~40NSP、2015・2周目は同周回で2パターン検証)は、いずれもが無印ほどの結果を得られていません。
同じくらいの爆発力であっても、SP80以上の馬が大幅に出にくくなっているのが分かると思います。
この出にくさに対して、SP因子大活性が無いからではないかとか、STの高低が影響するからではないかとか、仮説を立てて検証してきたのがこれまでの流れです。
しかし、これまでの結果から、それらの仮説はかなりはっきりした形で否定されました。
SP因子は、平均的なSPの高さには影響しているのだろうと思われますが、一定のSP値(恐らく80前後)以上のSPへの影響は無いのだろうと考えます。
そして、爆発力の影響が2015からは無印までと変わっていた可能性があります(無印と計算式が変わっていた可能性)。
いやしかし、本当に計算式変わったんでしょうか?
他にも考えられる要因があるかもしれません。
とにかく、このあたりを次回以降確かめに行きたいと思います。
次回以降はしばらくいつもの〆配合からの産駒を実際走らせてみる回になります。
それではまた次回!

dosute

View Comments

  • 更新ご苦労様です。
    STは影響なさそうですね。
    自分はPS4版なのでスピード80以上か
    どうかはわかりませんが
    今回2015~2016で一番影響変わった?
    と思えるのは繁殖牝馬の因子の効果です。
    SP因子のある繁殖牝馬に
    SP配合するとSP75以上が非常に産まれやすく
    なったような気がしています。
    ダンススマートリーが今回やばい位名馬を
    産むのはSP因子持ちだからではないかな?と
    思いました。自分の思い過ごしかも知れませんが
    長文失礼しました。いつも楽しく拝見しています

  • ドステさん、お久しぶり(?)です、ターフです。
    2016はやはり勝ちにくい分が楽しいのかなと思ったりしてます。
    それからやはりスピード強化を設定した馬の放置はダメですね。継承データ作成用のEASY箱庭でもポンポン故障してます。
    スピード指数?が低く出るようになったのはただ単に「幾ら磨き抜かれ、考え抜かれた配合でも名馬はそう簡単には生まれない(ある程度のラインまでは引き上げられるが最後は運)」ということなんですかね。
    個人的にふっ、と浮かんだのはその馬自身の
    距離適正との関係かな?と。
    幾ら血統、親の能力を同じにしても同じ能力の馬が生まれる確立は途方もなく低いわけですし。

  • ドステ様、こんばんは。
    ウイポ8 2016をプレイすることに夢中になり、すっかりご無沙汰しておりました。
    久しぶりに貴ブログを拝見した所、SPと爆発力の関係を検証する
    記事を書いておられるご様子。ご苦労様です。
    さて、少し私のプレイ状況についてお話したいのですが、以前の書き込みで「牝系にこだわる」、「如月さんと結婚する笑」と
    書かせて頂いたのですが、無事結婚出来ました。子供も三人です
    ただ、牝系を伸ばすのに時間がかかり、40歳を越えての高齢出産となってしまいました汗。本当に英里子には感謝です笑。
    今は、資金と御守りを集めることに奔走中ですが、今後も私なりにウイポライフを楽しみたいと思います。
    ドステ様の今後の記事も楽しみにしています。

  • お久しぶりです。
    僕は、2017年(架空世代からスタート)プレイで、好きな種牡馬キングズベスト系の確立に辛くも成功しました。
    とはいえ、27歳まで他牧場にいると、確実に早めに引退するので、強奪、SP系牝馬との連続で、リーディング2回、後継種牡馬も7頭まで増やして引退年に系統確立しました。
    ただ集めた牝馬が根性が低かったので、稲妻配合になりがちで、根性なしの馬が出まくりました。ただスピード因子を2つ持った種牡馬も現れましたし、キングズベスト系を広めていく感じです。

  • >アイアンキングさん
    確かに牝馬の因子あるいは名牝系の意義が薄かったので、せっかくの牝系システムがお飾り気味だったのをこっそり変更した可能性はありますよね。
    ダンススマートリーは以前から非常に有用な繁殖牝馬でしたが、今作ではさらにパワーアップしたのかな?

  • >ま~ぢゃんさん
    流石にちょっと息切れしましたw
    動画もぼちぼちマイペースで作ろうと思います。

  • >TURFさん
    お久しぶりです。
    あー、スピード強化は地雷かもしれませんね。
    私の箱庭でも重度の故障が発生しやすかったのははっきり覚えています。
    むしろ、脚質強化や基礎強化の方が特性がついたり気性が改善したり、恩恵が大きいですよね。
    私のこれまでの検証では、個体差であっても距離適性はあまり関係なさそうですね。
    ステイヤーでもスプリンターでも結局同じような傾向でしたから。

  • >きくさん
    如月さんとのご結婚おめでとうございます。
    牝系はリアル競馬でもそうですが、育てるのに時間がかかるというか、多分、牝系こそがブラッドスポーツである競馬の醍醐味なんでしょうね。
    今度もきくさんは醍醐味を味わわれることと思います。
    私もぼちぼちプレイしていきます。

  • >スーパークリークさん
    お久しぶりです。
    あー、キングズベストって稲妻配合が成立するんですね。
    普通に配合しても優秀な種牡馬ですが、稲妻が絡むとSP自体は高く出そうですね。
    しかし、根性が低いというのが非常に厳しいんですよね。

  • いつも楽しく拝見させていただきます。
    前回日記で、今作ではサブパラの重要性が上がったと書かれていましたが、
    実際にそう感じますね。
    私の箱庭の例ではスピード最低クラス(50前後)でサブパラ最高クラス(ほとんどSでAまじり)の牝馬が阪神JFを勝ちました。(ノーマルモード)
    まあ2歳戦というのと、他のG2、G3では着外ばかりだったのでマグレですが。
    しかし、サブパラが整っていれば過去作に比べだいぶ勝負になるなという印象です。

Share
Published by
dosute