この記事は、PC版2016での検証結果から、CS版2016、2017(コンシューマ版:PS4、PS3、PSVita)で通常表示されず判別しにくい76以上のスピード(以下、SP)がいくつなのかを大まかに判別する方法を紹介します。
まずPC版では有志の方が作成された閲覧ツールその他によって、内部データを明るみにすることが出来、SP76以上かどうかなどのゲーム画面上からは判別しにくいマスクデータを容易にかつ瞬時に把握することが可能です。
これに対し、CS版では、特に重要な能力であるSPについて、一部幼駒イベントなどから非常にアバウトに推測することしかできず、例えばカスタム対戦などへの参加をしたいと思った場合に不利と考えることもできます。
そこで、この有利不利を緩和する方法の一つとして、今回CS版2016(2017も確認済み)においてSP、特に76以上の高いSPであるかどうかをかなりの程度把握できる推測方法を検証しました。
※検証にはPC版で閲覧ツールを用いて行いましたので、そうした検証においてツールを使用することに抵抗のある方は下記文章を読まないことをお勧めいたします。
上記注意事項を予めご了承の上、特に問題無いという方のみ読み進めてください。
では本題です。
下記検証の条件は、牧場長が能力カンストかつ特性「スピード」所持、さらに牧場施設はフル拡張している状態でのものです(当方環境では集団馬房と花壇を2個設置という状況)。
また、今回の検証結果は全て2016で確認したものです(※後に2017でも確認済みです)。
では先に、今回のSP判別方法の骨子を箇条書きでまとめました。
1.年末の所有・厩舎選択時、幼駒印の河童木、美香の印が優秀な幼駒を選ぶ(従来の攻略法通りの選別)。
2.選択した後、能力グラフのSPの部分をよ~く見て、薄い黄色が伸びていないことを確認する(伸びていると素のSPが74以下)。
3.年が明けて入厩前の牧場での育成時、能力グラフのSPの成長バー(小さい赤いバー)が伸びてくるので、その様子を見守る。
4.SPグラフの成長バーが右端に達すると、ゲーム上では報告は無いが、内部的にはSPが伸びている。これが1回ないし2回繰り返された後の翌月になると育成評価がCにアップするので、それを確認する。
5.まとめ
※入厩前の牧場育成時とは、2歳時に入厩前(1月~入厩まで)に行われる牧場での育成のことです。
では各項目について詳述していきます。
1.年末の所有・厩舎選択時、幼駒印の河童木、美香の印が優秀な幼駒を選ぶ(従来の攻略法通りの選別)。
河童木と美香の印が重要なのは従来の攻略情報通りですので、それを踏襲します。
これによって、成長力やサブパラが(恐らく)優秀な馬を選別すると、入厩前の育成時にSPが伸びやすく、またプレイヤー側もSPの推測がしやすくなります。
なお、成長型が超晩成に寄るほど入厩前の牧場での育成期間が長くなるため、よりSPを伸ばしやすくなる仕様のようです。
覚醒は比較的早く入厩することもあるので、晩成、超晩成あるいは遅めよりも育成期間が短くなる傾向が強いと思われます。
2.能力グラフのSPの部分をよ~く見て、薄い黄色が伸びていないことを確認する(伸びているとSP74以下)。
薄い黄色は1歳幼駒までの成長を現していますが、SPについてこれを確認できるのはSP74までの馬です。
年末の所有選択時に次の画像のようになっている馬は、SPが74以下であることが確定です。
見にくいのでグラフ部分を拡大してみましょう。
能力グラフのSPの箇所、赤丸の中央部分に、黄色がちょこっとだけ伸びているのが分かりますでしょうか。
一方、これが伸びていない場合、SP75であると判断できる材料になり得ます。
次の画像のような場合です。
これもまた拡大してみましょう。
画像だと見にくくて判別しにくいかもしれませんが、ゲーム画面上でも結構判別し辛い感じがするくらい微妙な伸びです。
全ての馬でこのチェックをするというよりは、美香の印が◎やイチオシの馬の場合に特に注意して見てみるという風に私は対処しています。
あるいは、LRボタンで他馬と切り替える機能がありますよね。
黄色が伸びている馬が前後近くにいる場合、この機能で素早く切り替えながら見比べてみると変化があって判別しやすいので、この方法もお勧めです。
さて、若干苦労して確認してみてグラフが伸びていない場合は、SPが75以上である可能性が高いです。
ただし、稀に成長力無しでさらに運が悪い馬の場合、SP74以下でも伸びない馬がいて、これと混同しないように注意が必要です。
さらにこの傾向は難易度が難しくなるにつれて強まり、経験上、難易度Ultimateですと、所有選択時にSP75以上かこの段階で見分けることがかなり難しいですので、そこにも留意してください(逆に難易度Easyですと、この段階でSP75以上の馬をほぼ確実に見分けることができます。)。
この点については下記の項目と合わせることでほとんど峻別可能と考えています(絶対ではないですが)。
また、河童木や美香の印も合わせて考慮することで、こういった混同をほとんど避けることが可能と思われます(難易度Ultimateはそれでも難しいです)。
3.年が明けて入厩前の牧場育成時、能力グラフのSPの成長バー(小さい赤いバー)が伸びてくるので、その様子を見守る。
これはほぼ全ての馬においてSP成長バーが伸びてくるので、単純に確認の意味で項目としました。
SP成長バーというのはどこの部分を指しているかというのは、下記画像をご覧ください。
このように、所有馬の能力画面左下、能力グラフのSPの箇所すぐ上のバー、これをSP成長バーと呼んでいます。
で、99.89%の所有馬は、このSP成長バーに黄色のゲージが溜まっていきます(赤は既に溜まった分ですね)。
さっきの画像の馬を1週送ってからもう一度見てみます。
分かりにくいので拡大してみましょう。
赤丸がひどい形ですがw、そこは放っておいてくださいw
気を取り直して、黄色のゲージが溜まっていることが確認できると思います。
この状態ですと、馬が成長を続けているという合図です。
そして、このバーにゲージが溜まらなくなる条件が一つだけあって、それはSPがゲーム内最高値である86に到達した時です。
では実際に、溜まらなくなる瞬間を見てみましょう。
ちょっと見にくいですが、赤丸の部分、3月4週時点でSPバーが伸びていないことを確認してください。
これを3月5週に送ってみても・・・。
伸びておりません!
コイツはSP86だッ!!(歓喜)
見にくいので拡大したものもどうぞ。
このようにSP成長バーが伸びなくなり、かつ週を送ってみても、やはり伸びていないようであれば、SP86と判断できます。
ほとんどのSP86馬は、上記画像の馬のように入厩前調教が始まって数か月くらいかかって、SP成長バーが伸びなくなる=SP86に到達します。
しかし、稀に1月1週からピクリともバーが動かない馬がいて、その馬は所有選択時から既にSP86に達していた馬と考えられます。
いずれにせよ、週を送ってもSP成長バーが伸びない馬はSP86であると判断できます。
ちなみに、なぜ週を送るという条件を書いてあるかというと、SP86詐欺とでも呼べる錯覚(?)が頻繁にあるからです。
次の画像のように、一見、SPバーが伸びていないように見える時があります。
しかし、週を送ってみると・・・。
なんと、SPバーが再び伸び始めています。
これは、SPバーのゲージが右端に達した時に良く見られる事象ですので、ぬか喜びにご注意ください。
まぁ私は出来上がった箱庭では毎年ぬか喜びしていて、それはそれで楽しいかもしれませんけどねw
余談ですが、成長力が高い方が各種能力成長バーが伸びやすく、SPも例外ではないようです。
これを逆手にとって、成長が同期の他馬と比べて遅い馬は成長力が貧弱である可能性を考慮できます(ただしSPが高いほど成長バーが伸びにくい傾向だと考えられるので、それと混同しないように注意が必要です)。
4.SPグラフの成長バーが右端に達すると、SPが内部的には伸びている。これが1回ないし2回繰り返された後の翌月になると育成評価がCにアップするので、それを確認する。
※この項目は内部のSPの伸びを推測するために必要で、とりあえずSP86の見分け方が分かれば良いという方は飛ばしても良いかもしれません。
まず上記の1回ないし2回というのは、1歳末までにSPが成長しているかどうかが関わっていて、見かけ上は(グラフ上は)伸びていなくても、内部的にはSPが1程度伸びていることがあるが故の表現です。
1歳末までのSP成長分と2歳時の入厩前までの牧場成長分を合わせてSPが2上昇すると、翌月に育成評価がCに上がります(1歳末までにSPが2以上伸びた場合については未検証)。
入厩前の牧場育成の時点でSPが74以下だった場合、入厩前の育成時にSPが伸びると、ゲーム上でもSPの成長報告があります。
しかし、SP75以上に達した馬については、ゲーム上で成長報告は為されません。
ところが、内部的にはSP成長バーが右端に達した際にしっかりSPが伸びています。
報告が無いためにプレイヤーにとっては気付きにくくなっていて、自分の目で確かめるしかありません。
面倒かもしれませんが、この記事のSP推測方法を行う場合はできれば毎週しっかり成長バーを確認しましょう。
そして、サブパラが1段階分伸びないことが前提で、育成評価を見ることでSPがどれだけ伸びているのか確認することができます(サブパラが1段階分成長してしまうと、それが育成評価に含まれてしまうので、SPだけの成長分を判別できなくなります。1段階分ではなく濃いオレンジがちょろっと伸びる分には影響ありません)。
その対応表です。
育成評価:伸びたSP
S:4~6
A:3~5
B:2~4
C:1~3
D:0~2
気を付けなければならないのは育成評価Dで、内部的にはSPが1~2伸びているかもしれません(特に難易度Easy)。
育成評価DでSPが1~2伸びている場合があるのは、牧場での育成の効果ですね。
これは難易度が易しいほど伸びやすいです。
反対に難易度Ultimateともなると、1伸びたらラッキーというレベルになります・・・(辛い)。
5.まとめ
ここまでお読みいただければ、大体の判別方法をご理解いただけたかと思いますが、まとめますと以下のようになります。
①週を送ってもSP成長バーが伸びない⇒SP86(最高値)
②SP成長バーが伸びるが右端に達しても成長報告が無い⇒SP75~85+育成評価分
③その他⇒SP74以下+育成評価分
・補足
①であればSP86!期待大!
②は最終的に育成S~Dのいずれに達したかで大凡判断できる。
③は育成評価がSになったとしても最大でSP80まで。
例えば、②で育成A(かつまだ成長バーが伸びていたのを確認できた)であれば、SPが3~5伸びているはずなので、最低でもSP78はある。
したがって、SP78~85のいずれかであると推測できる。
以上となります。
なお、上記方法はCS版の2016での使用を前提にしてはいますが、以前のバージョンであっても年末の所有・厩舎選択時の見方は一緒だと考えられますし、能力成長バーについての見方も同様だと考えています(確認はしていないのですが)。
※後日、2017でも使用可能と確認しました。
なので、SP75以上やSP86を見抜くだけなら同様の方法でも応用可能だと思います。
育成評価が以前のバージョンには無かった気がするので、どれだけSPが伸びているのかは分からないかもしれません。
最後にまた余談で、成長バーの週当たりの伸び具合は、難易度、馬自身の能力と成長力、牧場長の能力、牧場施設の充実具合によって変わってきますが、牧場画面右上のテンションバーが沢山溜まるとさらに伸びやすくなります。
なので、面倒であっても所有馬を沢山所持して、できるだけ多くの重賞を勝つ、各種リーディングを取る、子孫関連のイベントをこなす等、テンションバーを高める行動を取り続けると、結果的に入厩前の牧場育成時にSPが伸びやすく、強い馬に巡り合える可能性が高まると考えられます。
SPが80あって育成評価がSに到達すれば、SP86になり得る訳ですから、こういった地道な努力が多くの強豪馬の獲得に繋がるのかもしれませんね。
また、入厩後、調教効果によってSPが最大2伸びることがあるようです。
したがって、SPバーが入厩前にまだまだ伸びていく状態だったとしても、調教効果でSPが86に到達する可能性はある訳ですね。
ただ、その場合は見分ける方法が無いので、レース振りやオンライン対戦・カスタム対戦での成績で判断するしか無さそうです。
以上となります。
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CS版でS以上のSPを判別する方法はなかったので、これはすごいですね。
いよいよ新作も発売されオンラインも一新されたと思うので、対戦に力を入れたい人にはかなりインパクトの有る記事だと思います。
対戦といえば他の記事でコメントされた方もいましたが私も登録データからパスワード出力できない罠にハマり断念しましたw
生産もハードル高かったですが、ここを知らないとどうにもなりませんでしたねw
新作では対戦しやすくなってると良いですね。
>雷雨さん
ありがとうございます。
CS版ユーザーの方にとってはかなり有益な情報であろうと自負しておりますw
対戦PASSの仕様は改善されないでしょうから、自分たちで気を付けるしかないですね・・・。
ファミコンかw