今回は検証回、4周目〆配合である繁殖ボーナス無しでの爆発力40の配合から誕生する産駒のSP値の傾向を簡単に検証していきます(息が切れるかと思った)。
まずは配合の概要です。
・〆父SP値=75
・〆母平均SP値=68.40
・配合平均SP値=71.70
・爆発力平均=40
賢さA以上を基準にしてなるべく早くに〆母10頭を集める、という選定でしたので、〆母の平均SP値が若干低めです。
ただ、過去にもこのレベルの配合はありましたし、その際には遜色ない結果を出せていたので、影響は軽微と考えています。
それよりも、今回は繁殖ボーナス無しにするために、〆父、〆母ともにGⅠはおろか、重賞すら勝たせずに引退させています。
この影響で、私が構築した過去の多くの〆配合よりも仔だし値が平均して1程度は下がっていることが予測されます。
ちなみに、ツールで覗いてみたところ、〆父の仔だし値は9であり、〆母たちもたまたまでしょうが、平均して8以上という感じでしたので、素でかなりの水準を誇っていました。
そのため今回は完全に運が良かったですが、こちらも影響は軽微と思われます。
私の感覚ですと、今回の検証の主なターゲットであるSP80以上の産駒が出る確率に5%前後くらい影響するかな、しないかな、くらいのイメージです(あくまで主観で未検証です)。
それ以上の影響が出るようなら、繁殖ボーナス無しという影響の方が大であると捉えようと思います。
さて、続いて4周目〆配合で50頭生産しての産駒の度数分布表を載せてみます。
なんと、SP80以上が僅か4頭しか出ませんでした。
しかも、82以上は1頭もおりません!w
グラフ化してみましょう。
全く爆発している感じがなく、メリハリが少ないヒストグラムになっています。
参考までに1周目、3周目のグラフも載せてみましょう。
1周目↓
3周目↓
かなり違うのが分かるでしょうか。
今回の4周目〆配合の産駒SP平均値と標準偏差です。
平均値:67.50
標準偏差:9.50
・・・低い!!w
標準偏差はまぁ大体こんなものですが、平均値が低すぎる。
参考に1周目と3周目の平均値、標準偏差です。
1周目平均値:68.32
1周目標準偏差:9.11
3周目平均値:72.40
3周目標準偏差:9.63
比べてみると、今回の4周目〆配合のSP値の平均のデキというのは、爆発力が平均で30程度だった1周目〆配合にすら劣るということですw
SP値が80以上だった確率は、1、3、4周目を並べるとこうです。
1周目:10.00%
3周目:30.00%
4周目:8.00%
これもやはり1周目にすら劣りました。
8シリーズも含めた爆発力40以上の〆配合の中で、最低の数字ですw
いくら配合平均や仔だしが若干低かろうとはいえ、これは繁殖ボーナス無しの影響が大きいと結論付けても良いのではないでしょうか。
なお、あまりにも分布が違うため、今回は t-検定は行っておりません。
では、今回の検証の結論ですが、繁殖ボーナスは爆発力ひいては産駒のSP値に多大な影響を及ぼしている、という風に申し上げたいと思います。
もっと言えば、恐らく爆発力にフタをするような役割を果たしていると思われます。
特に序盤の繁殖ボーナスが介在することが不可能な架空繁殖牝馬を配合に用いた際に、SPが低く出やすいなぁと感じていたのですが、これは確かな証拠が得られました。
通常のプレイでは〆父、〆母ともに繁殖ボーナス無しということはほとんどないかと思いますが、今周回のようにお似合い配合、お笑い配合、サヨナラ配合といった父母の繁殖ボーナスが低くなりがちな配合理論を組み込む場合、9シリーズでは要注意ということです。
というか、かなり使いにくくなってしまったと言えるでしょう。
では、繁殖ボーナスが父母ともに最大であるS+であったらどうなるのか。
今回の4周目プレイで予め用意してあった〆父デビュー前のセーブデータに戻り、繁殖ボーナスを〆父・〆母ともにS+にして、爆発力40以上の配合をもう一度やってみたいと思います。
そういうことで、4周目はもうちょっと続きます。
それではまた次回!
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お久しぶりです。またもや記事に関係ない質問で恐縮なのですが2
因子のない種牡馬から(序盤だとビワハヤヒデ等)因子2つ(できればSP因子+αですが多くは望みません)の後継種牡馬を出すコツみたいなのってございますでしょうか?
頭数をつけて大量生産するしかありませんか?一応因子のつく条件は把握しております。
私が下手なのもあるでしょうが、なかなかSP因子が親や先祖についてないとうまく2つついてくれないなというのがプレイしてる正直な現状です。アドバイスがございましたらご教示いただけると幸いです
>ぶびーさん
こんにちは。
因子については、SPを71以上として、何らかのサブパラ一つだけをA以上(S+?)にするとSP因子が付きやすいと思いますよ。
サブパラが貧弱なSPやや高めの牡馬を引退間際に秘書絆連打でやるとやりやすいかもしれません。
更新お疲れ様です
やっぱりこうなりましたか
同じような締め配合でも時間短縮で走らせずに引退した週とボーナス上げた週で特に調べずとも体感できるレベルの差がありましたから
こうなるとお笑い配合等が役立つのは各難易度においてボーナス上げるにも能力の足りない馬を絆無しプレイで締めに使いたい時とかくらいですかね
私は最後の完成形はともかく配合用の馬に絆を投与することへの拒否感は無いので使うことはなさそうですw
後上のコメの因子の付き方って多分遺伝もありますよね
SS直仔とか明らかに根性付きやすいですし
>maimaiさん
ありがとうございます。
お笑い系は確かにSPなどが低い馬用になりそうですね。
おっしゃるとおり、絆コマンドを使えばサブパラなどはかなり伸びますので、そもそもお笑い系やサヨナラは微妙な立ち位置になりましたが・・・。
因子は2代続けて同じ因子を持つ場合、その仔も同じ因子を持つ可能性が非常に高いという仕様ですね。
サンデーやノーザンテースト直仔は根性、ガリレオ直仔はパワー、ミスプロ直仔はSPなどですね。
ただ、100%ではないようですね。
ごく稀に違う因子が付くこともあります。
ぶびーさんの場合は因子無しの種牡馬とのことですので、この仕様は影響しないですね。
繁殖ボーナスなしの検証お疲れさまです。
>恐らく爆発力にフタをするような役割を果たしている
ウイポあるあるの新要素に伴う下方修正パターンですかね。
縦列調教が入った時に入厩時期が劇的に遅くなったり、直一気や高速逃げの特性が入ったバージョンからビワハヤヒデのようなサブパラA止まりの馬が劇的に弱くなったりと前歴がありますからね。
しかし絆コマンドの影響でノミネーションセール廃止もそうですが、新要素を入れたいがために既存の要素を否定するような対応は長くファンをやってる人間からするとあまり良い気はしませんね。
>三日月さん
ありがとうございます。
多分、あるある下方修正のやつでしょうね。
バランス調整のために、旧作からの要素が割を食うのは分からなくないですが、それならいっそ刷新とか、大胆さも欲しいように思いますね。
どうしてもバランス調整だと半端な印象をユーザーに与えてしまいますからね。
これが年度版だというなら調整でも受け入れやすいと思いますが。
9では従来シリーズに比べお笑い・お似合い配合の効果が実感しにくい、と感じてはいましたが体感通りの結果となるんでしょうか。次回記事を楽しみにしております。
Pのインタビューでは繁殖ボーナスなどの
新要素には目立つ効果を、という記述がありました。
お馴染みとなり削れない強力な要素は効果を下げる、という考えに至るのもわかる気はします。
恩恵に与ってきたシリーズファンとしては寂しくなりますが(笑)
>おげっちさん
ありがとうございます。
次回記事では肩透かし食らうかも??
新要素を目立たせたいのは作り手のエゴでもあるんでしょうかね。
新規ナンバリングなら大胆な刷新もアリだと思うんですが、そこまでの予算や人員規模が望めないのかもしれませんね。
全てのユーザーを満足させるのは難しいとはいえ、何とか少しでも面白くしてほしいところですね。