ウイニングポスト8 2015 2周目 プレイ日記21

今回は、〆配合を用いて、SP因子活性無しでの爆発力40と爆発力50の配合を比べていきます。
まず、配合の詳細です。
〆父:SP75 ST100 サブパラ17
〆母(7頭の平均):SP69.14 ST94.57 サブパラ13.43
配合平均:SP72.07 ST97.29 サブパラ15.21
爆発力40:生産頭数50
爆発力50:生産頭数49
こんな感じでした。
爆発力50の配合については、〆父を米国で流行系統にするのに時間がかかり、49頭を生産するに留まってしまいましたが、誤差の範囲内かと思います。
今回はSPだけでなく、STとサブパラについても、最初に検証した爆発力40の配合で取ってみました。
先にSTの結果を書きますと、以下の表の通りの度数となりました。

2015 2周目 ST度数.PNG

平均値は99.28であり、90%弱とほとんどの産駒がSTMaxの100となっています。
スタミナ因子大活性が確実に起こっていますので、この結果も当然と言えるでしょう。
最低値でも90を記録しており、STのアベレージは非常に高いです。
また、途中でイエロールナパーク系にスタミナ特性が付き、その後の産駒ST値はMaxの100になる率が100%であったことを付言しておきます。
牝系にスタミナ特性が付いていれば、かなり底上げされる可能性が高いと思います。
次に、サブパラです。
ST昇華配合Lv3を組み込んでいるため、サブパラへの恩恵は高いはずと考え、今後の参考にするためにデータを取ってみました。

2015 2周目 サブパラ度数.PNG

平均値は14.68であり、これはかなり高い数値だと言えます。
比較対象に以前に行った爆発力36の配合の際のサブパラ度数を示します。

2015 2周目 爆発力36配合のサブパラ度数.PNG

平均値は13.49です(〆父サブパラ:19 〆母平均:14.4 配合平均:16.7)。
〆父や〆母、そして配合平均で劣っているにも関わらず、今回のST昇華配合のサブパラの方が平均値にして1以上高いです。
活性因子がそれぞれ違うので、一概には言えないものの、過去の上記以外の配合のデータと比べてみても、そのどれもと平均値で1前後の差がありました。
したがって、ST昇華配合Lv3は、パワー、柔軟性、勝負根性と三つもサブパラを強化してくれるため、サブパラに対しての効果は非常に高いと考えられます。
最後に、産駒のSPの比較です。
まず最初に、過去に行った配合の図を比較対象として示しておきます(詳細は過去の日記をご覧ください)。
爆発力36配合(オルフェーヴル〆:実質的には平均32) SP平均値64.78

2015 2周目 爆発力32(36).PNG

爆発力84配合 SP平均値71.64

2015 2周目 爆発力84.PNG

爆発力70配合 SP平均値72.66

2015 2周目 爆発力70.PNG

爆発力49配合 SP平均値74.71

2015 2周目 爆発力49.PNG

爆発力59配合 SP平均値74.22

2015 2周目 爆発力59.PNG

爆発力48、42、36配合 SP平均値73.33、74.32、72.40

2015 2周目 爆発力48.PNG
2015 2周目 爆発力42.PNG
2015 2周目 爆発力36.PNG

ご覧になって分かる通り、最初のオルフェ〆以外の配合は、ほぼ同じような分布と平均値となっています。
こうしたこれまでの比較から、私は爆発力は40程度でその効果が頭打ちではないかとの仮説を立てていました。
なぜなら、SP80以上の産駒が出現する確率が、爆発力42以上の配合になると跳ね上がり、またそこから上は率としてはほぼ変わらないという結果を得たからです(下記表)。

2015 2周目 SPライン.PNG

この爆発力が頭打ちとなる数値を「SPライン」と仮に定義し(表の赤いライン)、今回の爆発力40の配合を使ってそのラインを確かめることを考えていました。
しかし、今回のその目論見は意外な形で達成できませんでした。
今回のSP因子無し爆発力40と50の配合の図と度数を示します。
SP因子無し爆発力40配合(N=50) SP平均値67.52

2015 2周目 SP因子無し爆発力40.PNG
2015 2周目 SP因子無し爆発力40度数.PNG

SP因子無し爆発力50配合(N=49) SP平均値68.53

2015 2周目 SP因子無し爆発力50.PNG
2015 2周目 SP因子無し爆発力50度数.PNG

これは個人的には衝撃的な結果でした。
まず、両者がほぼ同じような分布と平均値であることに注目したいと思います。
というのも、爆発力は40以上で頭打ちであるという仮説を支持するものと解釈できるからです。
ただし、それ以上に注目すべきは、やはりSP因子大活性が必ず起こっていた今までの配合と比べて、明らかに分布や平均値が劣っている点です。
二つの配合で計99頭生産したことになるのですが、SP85の馬はおろか、84の馬も産まれませんでした。
また、平均値は68前後に留まり、平均して71以上はあったこれまでの〆配合に比べて3も劣ります。
分布の形も一番大きな山がSP63の辺りに固まっており、はっきり言ってかなり劣ります。
SP80前後の辺りが最も大きな山だったSP因子ありの配合とは、雲泥の差と言っても差し支えないと思います。
この結果の理由は、二つ考えられます。
一つ目は、やはりSP因子が無かった、もっと言えばSP因子大活性が配合に組み込まれていなかったことの影響です。
この理由ならば、SP85を目指す場合にはSP因子大活性は必須であり、爆発力だけではSP85を実現できないと結論付けられると思います。
もう一つ除外できないのが、ST値が影響している可能性です。
今回の配合はST値がほぼMaxに近い産駒がほとんどであり、そういった場合にST値の大きさがSP値を低く抑える可能性も考えられます。
これはあくまで除外できないというレベルの考え方であり、恐らくは一つ目の理由が可能性としては大きいのかなと考えています。
いずれの理由であるにせよ、SP85を目指す場合にはSP因子大活性は必須、ということであると結論付けたいと思います。
仮に後者のST値が影響している場合だったとしても、SP因子が大活性していれば、突き抜けられたかもしれません。
また、SP因子大活性は、爆発力を補完する存在なのかと考えていましたが、今回の結果から爆発力とは別に産駒のSP値に影響すると考えるべきなのかなと思われます。
想像以上に、SP因子の影響力が大きいことが、今回の検証で理解できました。
SPラインは、爆発力40以上+SP因子大活性、となるのかなというのが現在の認識です。

2015 2周目 SPライン改.PNG

それでは検証はこの辺りにして、次回からは〆配合からの産駒を実際に走らせてみたいと思います。