配合構築及び〆配合へ向けてのプレイングについて③ – 1

この記事は、普段私が行っている〆配合を目指すプレイについて、諸々解説した内容となります。
あくまで個人的な方法となりますので、下記の方法が絶対的に正しいとかそういったことは全くありませんので、予めご了承いただいてからお読みください。
さて、内容は次のように各章に分けて記述されています。
プレイの下準備
〆配合を考える
③〆配合のために系統確立をする(実際のプレイ)-1、-2、-3
この記事は③について記載しています。
③〆配合のために系統確立をする(実際のプレイ)- 1
〆配合を目指す上で系統確立を行う目的を今一度確認しておきます。
1)系統確立によって、配合理論・名/大種牡馬因子の多数成立
2)系統確立によって、配合理論・母父◎の成立
3)系統確立によって、配合理論・ニックス(各種)の成立
4)系統確立によって、その他の配合理論成立
4)はその他扱いで、主に1)~3)を狙うために、系統確立をどのようにしていくかについて詳述します。
書いて見たら記事が長くなってしまったので、今回は、系統確立全般に渡る基礎的な知識について書いていきます。
配合理論に絡む部分は、次回記事にて記載します。
初期設定について
まず初めに、初期設定についてですが、ここは引き継ぎデータが必要なこと以外は、個人の好みで良いと思われます。
ただし、特にテスコボーイ系などのゲーム開始すぐの系統確立に関連して、スペシャル種牡馬を導入しすぎると、種牡馬数の都合でテスコボーイの引退が早まったりしますので、そこは気を付けた方が良いです。
また、牧場長は無難にいくなら種付けのパラメータが高い人物が個人的にお勧めです(不受胎が減る)。
あるいは、馬の強さアップにつながりやすい「スピード」特性を持った人物や馴致のパラメータが高い人物も良いかもしれません。
初期贈与馬と牧場拡張など
基本的には2歳馬はミスターシービーを必ず所有します。
ただし、二ホンピロウイナーなど〆配合の関係で他の有力な馬にする必要がある場合はこの限りではありません(以下同様に、〆配合に必要な場合にはその都度臨機応変に)。
現役馬は、名声値を稼ぎやすいブロケードなどを選びます。
テスコボーイ系成立の足しにしたい時は、ハギノカムイオーなどでも良いかもしれません。
繁殖牝馬はどの馬でも構いませんし、すぐに売却しても問題ありません。
ミスターシービー購入など、名声値稼ぎをしたい理由は、牧場の施設3段階目拡張に必須の名声値1000超えと、毎年1月2週に起こる海外幼駒イベント発生を早期に確定させるためです。
その辺りの細かい条件は攻略サイト様に詳細がありますので、省略します。
牧場施設は種牡馬施設を最優先し、次いで厩舎、ウォーキングマシンを優先的に最大拡張していきます。
種牡馬施設は最大拡張でどんな配合であっても爆発力が+3になりますし、海外種牡馬を付けられるようになりますし、少なくとも83年の5月までには間に合わせたいところです。
厩舎は同じく83年の4月に間に合えばベターですが、84年4月に間に合う程度でも許容範囲です。
毎年、4月に繁殖牝馬の購入及び入れ替えを行います。
繁殖牝馬選び
引き継ぎデータなら82年から10頭所有できる自牧場繋養の繁殖牝馬たち。
基本的には、血統面と能力面、それから仔だしが良いと思われる馬を揃えていきます。
そういった情報は、各種攻略サイト様や当ブログのお勧め繁殖牝馬の記事で確認、あるいはゲームの経験で知識として保有しておくなどします。
また、〆配合に必要な血統の馬がいる場合、その馬も確保しておきましょう。
そういった馬は、多少能力が劣ったり仔だしが低かったりしても、血統構築のために目をつぶります。
必要な牝馬が揃ったら、狙っている系統確立に向けて、どんどん生産していきましょう。
まだ狙っている血統が登場していない場合、来るべき時に備えて、有用な繁殖牝馬作りをしていっても良いでしょう(ノーザンテースト、パーソロン、エタン、テスコボーイなどの母父として優秀な馬を付けておく)。
注意する点は、セール種牡馬や海外種牡馬の引退時期のチェック、それら種付け機会の限られる馬の不受胎、などです。
また、これに関連して、当然ながら繁殖牝馬の繋養数=産駒の生産数が多い方が確立させやすくなるので、厩舎の早期拡張はもちろんのこと、分場開設&フル拡張も早ければ早いほど確立に好影響です。
狙っている種牡馬の史実産駒を自己所有して活躍させる
初歩的なことかもしれませんが、大事なことです。
毎年の5月1週あるいは幼駒セール後から国内の当歳馬が購入できますので、確立を狙っている種牡馬の史実幼駒が存在する場合、なるべく自己所有して活躍させましょう。
特に牡馬は極力所有して、種牡馬入りさせたいところです。
強い馬は可能な限り種付け料1500万を目指したいですし、そうでない馬でも何とか重賞、あわよくばGⅠを勝てるように頑張ります。
史実馬を活躍させるだけで確立可能な史実種牡馬は結構いて、そこら辺の情報は攻略サイト様などで事前に確認しておきましょう(代表例はノーザンテースト)。
また、この項と直接関係ありませんが、種牡馬として自己所有しておきさえすれば放置しておくだけで系統確立する種牡馬もおり、そうした馬は流石に数が少ないですが簡単に〆配合に組み込めるので、チェックしておいて損はありません(代表例はデインヒル)。
それから、稀にお守りがいらない史実馬もいて、確立を狙っている種牡馬の直系に属している場合があります。
そういった馬も意外とそれなりの能力を持っていたりするので、見逃さないようにしましょう。
なので、ソートする時には「お守り」の項目だけでなく、父名や「史実」の項目でもソートしておくと良いと思います。
なお、史実馬の能力エディットを含めれば、当該馬たちを強化しておくことで、簡単に確立させることができますので、どうしても難しいという場合にはエディットを使う手もあります。
ただ、元々の箱庭のバランスを大きく崩すことになるので、思わぬ状況になることもしばしばで、例えばエディットの影響でシアトルスルー、ヌレイエフなどの自然確立する系統がしなくなったりなど、余波がある可能性は覚悟しなければなりません。
狙った系統確立へ向けて余計な史実馬を活躍させすぎない
これは意外と重要なことです。
系統確立のためには、各地域で5%以上、または世界で2%以上の血統支配率が必要です。
その計算式は、
(支配率) ≒ (種付け料割合 + 種牡馬数割合 + 繁殖牝馬数割合 + 現役競走馬数割合) ÷ 4
※Wikiより抜粋
であると考えられており、主に種付け料や繁殖入りした馬の数の割合で算出されます。
特に、種牡馬の数と種付け料の占めるウェイトは大きく、それは計算式にその二つが項として登場するからでもありますし、重要なのは割合なので全体の数と比較して種牡馬の数や種付け料を増やす方が支配率に大きく影響するからでもあります。
繁殖牝馬や現役馬は全体の数が多いので、プレイヤーが頑張って特定の系統の馬を増やしても大きな値にすることが難しく、それならば種牡馬数と種付け料を重視した方が効率が良いと考えられます。
ということは、逆に言うと、好きな馬だからと言って、例えばフジキセキやダンスインザダークなどを大活躍させて1500万の種付け料で種牡馬入りさせるのは、プレイヤーの狙っている系統確立に大きなマイナスになる訳です(サンデーサイレンス系は放っておいても確立しますし)。
これは例えばニッポーテイオー、タマモクロスと言った比較的初期に大活躍させやすい馬も同様です。
つまり、プレイヤーの介入によって系統確立に関係の無い史実馬を史実よりも余計に活躍させるのは、狙っているプレイに支障を来すということです(放っておいた場合に比べて種付け料を増やしてしまうのが大変不味いということです)。
何らかの目的が無い限り(資金に困っている、お守りがどうしても欲しいなど)、こうした余計な圧迫はしないようにすることが地味に大切です。
一方、放っておいたとしてもほぼ確実に種付け料1500万で種牡馬入りするような馬、シンボリルドルフやオグリキャップなどは、余裕があればむしろ積極的に自己所有して資金、お守り、名声値稼ぎに使い、状況によっては系統確立に必要な史実馬や自家生産馬とバッティングしないようにしておくと効果的です。
また、この観点と絡むのですが、一つの系統(A系統)に絞って確立させた時は成功したのに、次プレイで同年代の別の系統(B系統)も同時に狙ったら失敗した、という現象があります。
これは、前者の時はA系統のみプレイヤーの介入によって支配率が高められ確立条件が満たされた訳ですが、後者の次プレイの時にはA系統に加えてB系統の支配率もプレイヤーが高めたことで、全体の種牡馬数や種付け料等が変化し、前者の時と同じように高めたつもりのA系統の支配率が前者の時よりも相対的に下がってしまった、ということに起因すると思われます。
理屈としては余計な史実馬を活躍させすぎてしまった時と同様で、箱庭内の血統支配率情勢がプレイヤーの手によって変貌していることにプレイヤー自身が気付きにくい、ということによって起こる失敗と考えられます。
狙った系統確立のために史実馬を活躍させない
前項に関連して、余計な史実馬は自己所有してデビューしたら長期放牧に出し、そのまま引退させるという鬼畜手段を取ることによって、血統支配率への影響を最小限度に抑えることが可能です。
効果はそれなりにありますので、どうしても支配率を稼ぎたい時には選択肢に入れておきます。
特に、狙っている系統確立にとってコレといったお守り馬や自家生産馬がいない年は、余計な強力史実馬には舞台を降りてもらうと、自己所有馬も活躍させやすくなりますし、非常に効果的です。
なお、エディットを使って馬を弱くしておけば、わざわざ所有することもなく、最低額(100万)の種付け料での種牡馬入りにできます。
こちらも箱庭への影響があり得ますし、エディットの作業が大変かもしれませんが、どうしてもという場合には使っても良いかもしれません。
所有は牡馬を優先する
上述したように、種牡馬は種付け料と種牡馬数の、二つの要素で計算に寄与します。
また、そもそも系統確立の条件として、当該系統直系の種牡馬が4頭必要というものがありますので、まず牡馬の活躍を優先すると捗ります。
他の血統支配率の要素である繁殖牝馬の数については、牝馬の誕生確率はもちろん牡馬と半々ですから(偏っているなぁという錯覚がたまにありますがw)、牡馬を中心に選別していてもその内に牝馬で強い馬も出てきて、繁殖入りも増えてくるはずです(つまり、牝馬でも強そうならなるべく自己所有しておきます)。
現役競走馬の数については、プレイヤーが関与する方法としてとにかく生産することしか無いので、意識しすぎても仕方がないというのもあり、牡馬の活躍に集中した方がやることが明確になって楽かと思います。
また、繰り返しになりますが、そもそも繁殖牝馬と現役馬の数は全体のパイが大きいので、プレイヤーが介入して数を増やしても支配率への影響が乏しく効率が悪いと考えています。
系統確立させたい種牡馬のリーディング順位を上げる
当該種牡馬の所属地域が日本であれば、日本国内のレースに勝たないと種牡馬の賞金額は加算されず、リーディング順位が上がっていきません。
そうすると、当該種牡馬の種付け料が上りにくく、支配率も伸び悩んでしまいます。
そこで、ローカル重賞も馬鹿にせず、古馬のローカル重賞総なめを狙うローテーションを組んだり(私は「ローカル旅情」という名前で登録してありますw)、裏開催の重賞専門の馬を用意したり、その時の所有馬の質と量に応じて狙いを臨機応変に変えていきましょう。
なお、海外GⅠを連勝できそうな馬であれば、海外GⅠを優先した方が、その馬が種牡馬入りした際に高額の種付け料になりやすいので、ベターでしょう。
例えば、サブパラが非常に優秀だがSPがBやC止まりで、国内や海外のGⅠには足らない程度の馬を、ローカル特性持ちの騎手に任せてローカル総なめを狙う、などすると効率的です。
欧州の馬を確立させたいのであれば、ドバイ、香港、豪州のレースを積極的に狙いに行きましょう。
実はその3地域のレースを牛耳るだけで、欧州リーディングを獲らせることが可能です。
にも関わらず、英愛仏のレースなどと比べてレベルが落ちることが多く、比較的勝ちやすいです。
米国の場合は、ダート路線のレベルが非常に高いので、芝の比較的賞金額の高いレースが狙い目です。
特にカナダ(加)扱いのレースやBCターフスプリントなどが賞金額の割にレースレベルが低いことが多く、お勧めです。
牡馬産駒の種牡馬入り時の種付け料をなるべく上げる
これはGⅠを沢山勝たせることで実現できます。
穴場としては、有名ですが、超長距離馬であれば欧州のゴールドカップ、カドラン賞をはじめ英や愛のセントレジャー、仏のロイヤルオーク賞、豪州のメルボルンカップが狙い目で、これらを全て走らせるローテーションを登録しておくと楽です。
ドバイの長距離GⅢも格は低いですが、賞金額が高く身入りがいいのでお勧めです。
また、賞金額が低くても勝ちやすい欧米の芝GⅠレースを中心にしたローテーションも一つ登録しておくと良いと思います。
欧州では独(ドイツ)扱い、米国では加(カナダ)扱いのレースが狙い目です。
賞金額が低かろうと勝てばGⅠのタイトルが手に入りますので、引退して種牡馬入りした際の種付け料は上がります。
他、前項のローカル重賞総なめ路線などでも自動種牡馬入りを狙えますし、それなりの額の種付け料(400万前後くらい)にはなりますので、当然活用します。
牝馬については、牝馬限定重賞を全て制覇させるようにローテーションを組んでおく程度で、牡馬のローテーションを優先させます。
現役馬の渋滞を考慮する
上記のような各種ローテーションについては、基本的に一頭につき一つのローテーションを任せるスタンスが良いと思います。
というのも、あまりに覚醒馬や晩成馬などが多くなりすぎると、出走レースが被りやすくなり、ローテーションの管理が大変煩雑になってきて別の意味でプレイに支障を来します。
あるローテーションを任せる馬はこの一頭という風に決めておくと、そういったことが少なくなります。
また、多数の馬がGⅠを勝っている状況でそれらの馬を一気に種牡馬入りさせようとした時に、その地域の種牡馬数などの情勢によってはそれらの馬が全て種牡馬入りできないケースが出てきます(一年で種牡馬入りできる数に限りがある)。
これを私は「渋滞」と称しています。
つまり、強い牡馬は沢山欲しいものの、多くなりすぎても効率が悪くなる恐れがある訳です。
そこで、私の場合は、なるべく早めに引退させることを心掛けていて、覚醒馬や晩成馬は例えば種付け料1000万で種牡馬入りできそうだなと感じたら、競争寿命が残っていても引退させることがあります(もちろん、その他に目ぼしい馬がいない時は、現役続行させます)。
さらに言えば、入厩時に牧場長のコメントである程度距離適性や馬場適正が分かるので、そこで予めこの馬にはこのローテーションを任せよう、と見通しを立てておくとより効率的です。
この辺りの判断、塩梅というのも地味に重要で、せっかく活躍させたのに自動種牡馬入りできず、予定していた種牡馬数を確保できなかった、ということが無いように慎重に馬を活躍させ、引退させる必要があります。
あくまでその時の箱庭の情勢や所有馬の戦績などによって変化しますが、一年で種牡馬入りさせるのは、自動種牡馬入り3~4頭を目安にしておくと良いというのが個人的な印象です。
それ以上になる場合は、ある種のデッドストックになってしまう恐れを覚悟して、馬主強権発動による手動での種牡馬入り枠を確保しておくと良いと思います。
特に血統構築にどうしても必要な牡馬がいる場合は、細心の注意を払って引退させるべきでしょう。
種牡馬入りを狙った年に行う
上記渋滞の項と少し矛盾しますが、現役馬を狙った年に種牡馬入りさせるために長期放牧などでストックしておき、特定の年から順次引退させていく高等テクニックがあります。
通常、種牡馬入りしてから3年後、初年度産駒がデビューする年から種付け料が下がり始めます。
そうすると、当然、血統支配率に対しての寄与率が下がります。
そこで、系統確立させる年を予め想定し、その年の3年前から順次引退させていくというテクニックです。
例えば、2007年末の確立を想定したとして、2004年末から順次引退させるとそれらの馬は種付け料の低下が起こらず、血統支配率に対して最大限の寄与ができます。
特に高額種付け料が狙える馬をストックしておき、一気に引退させていくと効果的です。
ただし、他の種牡馬に系統確立を邪魔されて失敗したり、前項のようにデッドストックが起こったりする恐れもあるので、箱庭を把握しきった上で行う上級者向けのテクニックと言えます。
種付けは4年後をイメージしておく
系統確立させたのは良いが、その後数年に渡ってその系統の馬が跳梁跋扈する、という経験は無いでしょうか。
その活躍は系統確立の効率性という観点から考えると、早い話が無駄な活躍という風にも言えます(ゲーム本来の楽しみの一つとしては、活躍させるのが正しいかもしれませんが)。
もしそこの効率性を追求するのならば、種付けの時点で今後4年以内に確立しそうかどうかを考えてみると良いと思います。
種付けをして、翌年に当歳馬が生まれ、その馬が引退するのが最速で3歳の末ですから、種付け後4年経った年ということです。
その間に狙った系統確立が起こったとすると、その馬は効率性としては不要な馬ということになってしまうのですね。
そこで、今後4年以内に系統確立が起こせそうだという年の種付け時には、次に確立させたい種牡馬を中心に種付けしていけば、効率性が非常に高くなります。
そこまで厳密に計算しなくても、来年か再来年くらいには確立しそうだなーという年の種付け時には、次の系統確立したい馬の種付けに移行すれば、効率性を高めることができます。
確立しそうだなーという判断には、今現在種牡馬入りしている馬の数と種付け料の合計、そして一応繁殖牝馬と現役馬の数も確認しておくと良いでしょう。
私個人の目安としては、種牡馬入り10頭以上、種付け料の合計が5~6000万程度に達していれば、そろそろ確立する頃だと考えます。
その目安に達する直前くらいに、今現在所有しているその系統の幼駒たちを確認しておき、牡馬で強そうな馬がいるかどうか、いるなら何頭いるか、つまり今後何頭くらい種牡馬入りさせられそうか、も判断材料に使います。
ゲームに慣れた人であれば、その判断如何で徐々に生産頭数を絞っていき、少しずつ次の狙っている種牡馬メインに切り替えていくということもできると思います。
つまりは、最小限度の支配率で系統確立させるのが最大効率なので、それを狙うわけですが、失敗するとやり直しなどになりかねないギリギリの系統確立の場合は、念のための生産という判断も必要になってくるでしょう。
判断力としては、上級者並のゲーム経験が必要だとも言えるかもしれません。
時には大逃げラビット戦法も駆使する
ちょっと能力が足りなさそうだがどうしてもこのレースを勝ちたい、という時には、大逃げラビット戦法で挑むと勝てる可能性があるかもしれません。
特に、本命と思われるライバル馬が差しや追い込み脚質の場合に有効です。
例えば、ダンシングブレーヴやディープインパクトに対して、SPAの馬で挑んで勝てる可能性が出てくる、というようなイメージです。
やり方は、こちらが勝たせたい馬は先行脚質を指示、さらにもう一頭、ラビット馬を用意し、その馬は大逃げ脚質を指示するというものです。
上手くいけば、大きな能力差を覆せますが、他に逃げや先行脚質の強力な史実馬がいると、むしろそちらを利することになってしまうので、使いどころは限られます。
系統確立については、上記知識を抑えて実行できるようになってくれば、様々な系統確立を行うことが可能だと考えます。
ただし、前回の記事で指摘したような条件が重なって、そもそもとしての系統確立の難易度が厳しすぎると無理なものもあるでしょうけれども。
長くなってきましたので、ここで一旦切りたいと思います。
それでは次回は、ただ系統確立を行うだけではなく、配合理論と絡む部分について書いていきます。