ウイニングポスト8 3周目 プレイ日記40

今回は、〆配合の検証編となります。
検証するのは、SP値、サブパラ合計値、気性、マイナス特性についてです。
改めて確認しておきますと、3周目〆配合は、爆発力が70、危険度5の配合となっております。
因子活性は、スピード因子大活性(確定)と、柔軟性因子小活性~活性無し、です。
条件ですが、〆配合にて50頭を生産し、その平均値を元に、比較し、傾向を探ります。
なお、例によって、能力閲覧ツールを使いますので、ご了承ください。
まずは、SP値です。
前提として、〆父のSP値は75、〆母たちの平均SP値は74.3です。
これらを合算した配合の平均SP値は、74.7ということで、限界値である平均75にかなり近いです。
つまり、配合に使う〆父、〆母のSP値は、限界に近い高水準と言って差し支えないかと思います。
サブパラ合計値(各サブパラを、S=3、A=2、B=1、C=0として合計した値)は、〆父が18、〆母たちの平均値が13.8です。
よって、配合の平均サブパラ合計値は、15.9です。
こちらはそれほど高くないと思います。
続いて気性は、大人を5、普通を4、荒いを3、激を2、激超を1として、計算しました。
結果、〆父は5、〆母たちの平均値は4.3です。
よって、気性の平均値は、4.7となります。
こちらは、高い方なのではないかと思います。
つまり、この配合から気性激がたくさん生まれるようなら、インブリードの弊害と解釈して差し支えないのではないかと思います。
では結果に移ります。
SP値の度数は、次の画像のようになりました。
70配合度数分布
これを図にしたものが次の画像です。
70配合SP度数分布図
SP値85が2頭出ています。
したがって、この配合からSP値85の馬が生まれる確率は、約4%程だと考えられます。
これは、2周目の爆発力84の配合と同じ値です。
また、この配合から生まれる産駒の平均SP値は、72.7でした。
参考までに、1周目の爆発力36(32~36)の配合では、64.8、2周目の爆発力84の配合では、71.6でした。
配合自体の平均SP値が高いとはいえ、爆発力84の配合となんら遜色のないSP値を叩きだせるということになります。
ちなみに、各周の〆配合の度数分布図を並べてみると以下のようになります。
まず1周目の爆発力32~36の配合(配合平均SP値71.4、産駒平均SP値64.8)。
新36配合SP度数分布図
次が2周目の爆発力84の配合(配合平均SP値70、産駒平均SP値71.6)。
新84配合SP度数分布図
2周目の84配合と3周目の70配合の分布が、非常に似通っていることに気づくかと思います。
図示して比べてみると、次のようになりました。
84・70分布比較
配合の平均SP値に差があるとはいえ、70配合でも84配合と産駒の平均SP値に差がありません。
また、SP値85が出る確率も、ほぼ同じで、約4%でした。
このことから、私は一つの仮説を考えました。
それは、ある一定の配合SP平均値とある一定の爆発力が、配合に備わっていれば、SP値の分布はほぼ同一となっていく、というものです。
また、上記の結果からは、危険度5がSP値をスポイルしたとは結論できません。
参考までに、それぞれの配合のSP値分布を比較図示したものを載せます。
36・84・70分布比較
次に、サブパラ合計値についてです。
まずは、度数分布です。
70配合サブパラ度数分布
私の感覚として、合計15以上であれば、高バランスのサブパラを備えた馬と考えられます。
しかし、この配合からは数えるほどしか生まれませんでした。
産駒のサブパラの平均値は、10.4と、配合の平均値15.9を大きく下回りました。
明らかに、危険度5の弊害が見られます。
次に、気性を見てみます。
70配合気性度数分布
こちらは、サブパラほど影響を受けていないようにも見えます。
産駒の平均値は、3.72でした。
SP値、サブパラに関しては、配合の平均値よりも、産駒の平均値の方が低くなるのは仕様(駄馬が多くなるシステム)なので、そういう観点から見ると、気性はそれほど深刻な影響を受けていないと思います。
それよりも、サブパラの方が、大きくダメージを受けています。
産駒の平均値が配合の平均値よりも下がるのは仕方がないとして、最大値が18で、しかも1頭のみというのは、あまりにも寂しいです。
その下の17、16、15も1頭ずつしかおらず、これは危険度5によって、スポイルされてしまっていると解釈して間違いないと思います。
また、表などにはまとめませんでしたが、産駒のサブパラの構成に関して、明らかに柔軟性、精神力、賢さ、健康がC、Bということが多く、逆にパワー、根性、瞬発に関しては、ほとんどがSでした。
ということは、危険度の弊害が影響を及ぼすサブパラは、主に柔軟性、精神力、賢さ、健康の4つと推測できると思います。
特に柔軟性については、因子活性小が付くことが多かったのにも関わらず、Cが多かったです。
最後に、マイナス特性についてです。
これは、36配合(危険度0)、84配合(危険度1)と比べてみました。
70配合危険度比較
危険度5の配合では、格段にマイナス特性が多くなっています。
これを図示しますとこうなります。
70配合危険度比較図
脚部不安、喉鳴り、腰甘に関しては、非常に多くなってしまいます。
実に、危険度0の3倍以上多いです。
また、50頭生産して、25頭にマイナス特性が付いたということは、単純に50%の確率で何らかのマイナス特性が付くということになります。
一方で、小回り、右回り、左回りに関しては、差がありませんでした。
危険度が影響するマイナス特性は、脚部不安、喉鳴り、腰甘、この3つのみということのようです。
つまり、危険度5の配合では約50%の確率で、脚部不安、喉鳴り、腰甘のいずれか(あるいはその複数)が付くということです。
他方、危険度0の配合では約16%、危険度1の配合では約22%の確率で、脚部不安、喉鳴り、腰甘が付く計算です。
結果をまとめますと、
①産駒のSP値は、配合がある一定のライン(父母のSP値平均と爆発力)を超えると、同じような分布になり、同じような産駒平均SP値になるのではないか。爆発力84でも、爆発力70でも、産駒の平均SP値はほとんど変わらなかった。
②危険度5でも、SP値をスポイルしないと思われる(つまり、危険度はSP値に影響しないと思われる)。
③危険度5は、サブパラとマイナス特性に大きな悪影響を与える。
④危険度5の気性への悪影響は、サブパラほど顕著ではない。
となります。
結論として、やはりインブリードは使いにくいです。
ラインブリードが危険度1ですから、〆配合にラインブリードを組み込んだら、インブリードは避けた方が無難ということになると思います。
また、①の仮説が正しければ、ある一定のラインを見極められれば、それ以上の爆発力(と〆父・〆母のSP値)は必要ないということになります。
1周目の爆発力32~36の配合では、そのラインには達していなかったようです。
3周目の爆発力70の配合では、おそらくそのラインに達していたものと思われます。
ということは、そのラインとは、両親のSP値が一定以上(仮に両親の平均で70以上とします)プラス、爆発力40~70の間であると推測できます。
大抵の場合、両親の平均SP値70以上という条件は、クリアできると思います。
なので、問題はやはり爆発力です。
このある一定の爆発力のラインを、“配合の最大平均SP値分布をもたらす最低爆発力ライン”と勝手に名付けたいと思います。
略してSP値ラインと呼称しますw
4周目では、このSP値ラインがどこにあるのかを探る一端となるような、そしてコスパをもっと追求した配合を、実践していきたいと思います。
今回は、結局2034年までかかりました。
お世辞にもコスパがいいとは言えません。
少なくとも、史実期間の終わる頃、2015年前後に〆配合が実践できるようになり、その後海外の牧場を利用してメールラインあるいはボトムラインLV3を加えられる。
そういった構成を考えてみたいと思います。
とはいえ、ひとまず次回は3周目〆配合から生まれた「マッチョドラゴン」を走らせる回にして、ちょっと一休みしたいと思います。