ウイニングポスト10 先行体験会参加レポート⑤
前回は1973年スタートでのスペシャル種牡馬についてご紹介しました。
今回はデフォルトで登場する種牡馬についてご紹介していきます!
それでは早速見ていきましょう!
☆アーツアンドレターズ
★アーツアンドレターズは、リボーの直仔ですね。
米国三冠路線でマジェスティックプリンスとライバル関係となって鎬を削り合った名馬です。
リボー系はスペシャル種牡馬の紹介の際、徐々に衰退していくと書きました。
原因の一つはスピードに欠けるというのがあると思うのですが、このアーツアンドレターズはスピード因子が豊富な血統構成で、その欠点を補っていくことが可能です。
リボーと2代続けてスピード因子を持っているため、後継にもスピード因子が引き継がれやすいのもポイント。
「リボー系を世界系統に!」という時は、アーツアンドレターズを活用するのもよいでしょう。
☆アクアク(アックアック)
★アクアクは米国のマイル前後の距離で活躍した馬で、零細化しやすいヒムヤー系で目立つ種牡馬ですね。
前作ではスピードと晩成因子でしたが、今作ではスピードとパワーに変更。
さらに有用性が増しています。
ホーリーブル登場まで細々と存続するヒムヤー系を、この時期から大いに活躍させたり、しっかりとした因子を持った繁殖を確保していったり、様々に活用できそうです。
☆アローエクスプレス
★アローエクスプレスは、1970年日本のクラシック路線でタニノムーティエと「AT対決」を繰り広げた名馬です。
また、その後日本のリーディングサイアーを内国産の身ながら(当時は輸入種牡馬隆盛の時代)2度も獲得し、種牡馬としても大成功を収めた名種牡馬ですね。
前作まではその活躍に比してスピード因子一つのみという評価に甘んじていました。
しかし、今作ではスピードに加えてパワーを獲得。
母・ソーダストリームもパワー因子が新たに付与されており、スピードとパワーが活性化しやすい血統構成となりました。
内国産でガンガン行きたい時にはアローエクスプレスをバシバシ使うのも良さそうです。
☆イエローゴッド
★イエローゴッドは、名種牡馬レッドゴッドの後継種牡馬ですね。
今作では気性難因子が無くなった種牡馬が目立つのですが、イエローゴッドは据え置きで気性難因子持ち。
個人的な推測ですが、気性難因子が何らかの有利な因子になり得る可能性もあるのかなーと思ったり思わなかったりします。
それはそれとして、イエローゴッドは後に日本に輸入され、カツトップエースやブロケードなどのクラシックホースを輩出したり、母の父としてヤエノムテキを出すなど、一定の活躍をしました。
☆イクスクルーシヴネイティヴ
★イクスクルーシヴネイティヴは、名種牡馬レイズアネイティヴの後継で、何といっても米国三冠馬・アファームドの父として有名ですね。
ウイポ的には前作まで瞬発力と気性難という因子構成だったのが、今作ではスピード因子が付与され気性難因子がはく奪されています。
この変更により、スピード因子大活性がほぼ確定。
レイズアネイティヴの後継として多大な活躍を見込みやすくなっています。
もちろん、アファームドを活用したい人にも朗報でしょう。
☆インリアリティ
★インリアリティは、現代競馬においても母系で存在感を放っている1頭ですね。
中々渋いマニアックな馬かもしれませんが、血統構成的にはスピード因子が連なっており使いやすいです。
地味に母のマイディアガールに勝負根性因子が追加され、勝負根性もほぼ確定で大活性するようになっており、その点も見逃せません。
☆ヴェイグリーノーブル
★ヴェイグリーノーブルは、1968年の凱旋門賞馬で、2度英国でリーディングサイアーにも輝いた名馬です。
ヴェイグリーノーブル自体は過去作でも同じように高能力・高仔だしで変わりがなさそうです。
大きく違うのは、ヴェイグリーノーブルの父父(祖父)に当たるオリオール。
能力因子が勝負根性と気性難からスタミナと勝負根性に変更されており、この変更でヴェイグリーノーブルはスタミナ因子大活性がほぼ確定するという影響を受けました。
したがって、オリオール系でスタミナを活かした配合をしていくなどの際にはさらに選択肢としてのプライオリティが上がったと言えるでしょう。
☆ウェルシュパジェント(ウェルシュパジャント)
★ウェルシュパジェントは、現役時代にロッキンジSを2回制するなど活躍した欧州の名マイラーです。
オーエンテューダー系の後継種牡馬としてもある程度活躍しました。
しかし、この後の年代でオーエンテューダー系は少しずつ滅亡へ向かっていってしまいます。
この早い段階でオーエンテューダー系やSP系統を活かしていくなら、ウェルシュパジェントを使っていくのも一興ではないでしょうか。
☆エタン
★エタンは、故障もあってすぐに現役を引退し、現地で種牡馬となりましたがそれも1年間のみの供用となり、主に日本で種牡馬としての成功を得ました。
そのため、1973年スタートでもプレイ次第では比較的簡単に日本で系統確立させることができると思われます。
現実においては、日本では既にその直系は途絶えており、むしろ1年間のみであった欧州での種付けからシャーペンアップという後継種牡馬が出現し、現在でも直系が存続しています。
ちなみにどうでもいいですが、祖先にあたるアンブレーカブル(エタンの父父父、1935年生まれ)にパワー因子が新たに付与されており、かなり細かいところまで因子が見直されているのがうかがえます。
☆エルバジェ
★エルバジェは欧米のどちらでも優秀な成績を収めた名種牡馬です。
前作まではスタミナと晩成という因子構成が定番となっていました。
しかし、今作ではスタミナと柔軟性という因子構成に変更。
さらに使いやすくなっています。
ちなみに、エルバジェの父父父に当たるボスワース(1926年生まれ)が地味にスタミナ因子を付与されています(誰がこんなところ見るねんw俺かw)。
☆オリオール
★オリオールは大種牡馬ハイペリオンの後継種牡馬の一頭で、数多くの活躍馬を出しました。
見た通りスタミナに優れた血統構成になっています。
ヴェイグリーノーブルの項でも言及した通り、前作までは勝負根性と気性難の因子持ちでしたが、今作からはスタミナと勝負根性になりました。
これによってオリオールがよりスタミナ系の種牡馬として存在感が増しました。
☆ガーサント
★ガーサントはフランスで活躍した馬で、後に日本へ社台牧場が輸入し、初期の社台グループの興隆に貢献した影の名種牡馬ですね。
ニットエイトを筆頭にクラシックホースを多数輩出し、成功を収めました。
前作ではスピードと気性難因子を付与されていましたが、今作ではスタミナとパワー因子に大幅変更。
父のバブルスにパワー因子、母のモンタニャーナにスタミナ因子がそれぞれ付与され、スタミナとパワーが活性化しやすい血統構成になりました。
ほとんど別の種牡馬になったと言って差し支えないですね。
☆カロ
★カロは名種牡馬フォルティノの後継種牡馬で、自身も多数の重賞馬を輩出した名種牡馬です。
日本においてはビワハヤヒデの祖父として有名ですね。
今作ではフォルティノが系統確立していない状態なので、カロを使って多少なりともアシストする必要があるかもしれませんね。
☆ギャラントマン
★ギャラントマンは、ラウンドテーブルやボールドルーラーと同期の名馬で、種牡馬としても活躍しました。
前作と使用感は変わらないものと思われますが、マニアックなところでギャラントマンの父父母のプラッキーリエージュにスピード因子、母母父のバッカンに柔軟性因子が追加されていますw
(完全にシンザン世代まで行くつもりだよね??w)
☆クレイロン
★クレイロンは、名種牡馬であるリュティエの父としてや、アホヌーラの祖父として有名ですね。
前作までと大きく変わったのが、母父のカンターが無因子だったのが、スピードとスタミナ因子が付与されるという大幅強化を受けた点です。
この影響により、クレイロンもスピード因子を活性化しやすくなっています。
☆グレイドーン
★グレイドーンは、エルバジェ系の後継種牡馬ですね。
父であるエルバジェが因子構成で実質強化されたため、グレイドーンも多少強化、といったところでしょうか。
ほとんど使い勝手の面では変わらないものと思われ、エルバジェ系を伸ばしていくのに活躍するでしょう。
☆サーアイヴァー
★サーアイヴァーは、1968年の英国ダービー馬で、種牡馬としても成功しました。
今作では過去作と能力・因子面でほぼ変わっておらず、据え置きの扱いですね。
ただ、元々が非常に使い勝手がよく、サーアイヴァーを確立するとST系統になるのが定番であることから、今作でも多数のプレイヤーに貢献してくれることでしょう。
☆サーゲイロード
★サーゲイロードは、サーアイヴァーの父であり、大種牡馬ターントゥの後継として世界に血を広めた名種牡馬です。
日本ですとヤマニンゼファーの祖先として知られており、従って「マイルの皇帝」ニホンピロウイナーの祖先にも当たります。
今作では14歳ということで種付け可能期間が十分残されており、親系統のみならず世界系統への昇格も狙えるのではないでしょうか。
1点、母のサムシングロイヤルの勝負根性因子がはく奪されてしまっており、微弱ながら弱体化されています。
☆サウンドトラック
★サウンドトラックは、衰退一途のザボス系の種牡馬です。
これまたマニアックに母母父のストレイトディールにスタミナ因子が付与されていますw
貴重なSP系統としてザボス系を保護する際には必携の一頭ですね。
☆シーホーク
★シーホークは、エルバジェ系の後継種牡馬の一頭です。
日本でモンテプリンス、モンテファスト、スダホーク、ジュサブロー、ウィナーズサークル、アイネスフウジンなどの名馬を数々輩出。
ウイポ10では父のエルバジェが因子面で強化されたのに続いて、シーホーク自身もスタミナと晩成因子からスタミナダブル因子にパワーアップ。
スタミナ因子大活性をほぼ確定させることができるため、日本国内でスタミナ型の生産を行うならシーホークは外せないですね。
☆シェシューン(シェシェーン)
★シェシューンは、1968年の安田記念を制したシェスキイの父として有名・・・かな?w
自身の距離適性が2200~3800mという生粋のスタミナタイプで、かつスタミナ因子が大活性しやすい血統構成をしています。
マッチェム系において、このようなスタミナ系統を伸ばしていきたい超コアなプレイの時に大いに役立ちそうです。
☆シャーペンアップ
★シャーペンアップは、エタンが1年のみの欧州繋養時代に残してきた後継種牡馬です。
シャーペンアップからは、ダイイシス、クリスといった活躍馬が出て、現在でも欧州で存続している系統を築きました。
ちなみに、ダイイシスとクリスは全きょうだいであり、両馬ともに能力が高いため、簡単に質の高い全きょうだいインブリードを組むことができます。
☆シンザン
★シンザンはもはや説明不要ですね。
日本競馬に燦然と輝く五冠馬であり、その末脚は「ナタの切れ味」と称されました。
「神馬」とも呼ばれたシンザンは、種牡馬としても成功を収めています。
残念ながらそのままだと直系は途絶えてしまいますので、存続させるために奮闘するプレイヤーも多いことでしょう。
ウイポ10では、母のハヤノボリ、祖母の第五バッカナムビューチーにスピード因子が、曾祖母のバッカナムビューチーにスタミナ因子が付与されており、相対的に強化を受けています。
☆スピードシンボリ
★スピードシンボリは、日本競馬史上初めて凱旋門賞に挑戦した馬として著名です。
ハクチカラが米国遠征のパイオニアなら、スピードシンボリは欧州遠征のパイオニアと言えるでしょう。
母の父として「皇帝」シンボリルドルフを輩出したことで、血統表にもその名を刻んでいます。
前作から比べると、勝負根性因子のみだったのがスタミナ因子も追加され、さらに母父のライジングライトに柔軟性因子が付与、強化されています。
☆セントクレスピン
★セントクレスピンは、1959年の凱旋門賞馬で、後に日本へ種牡馬として輸入されて成功しました。
ウイポ10では自身に柔軟性因子が追加され、父オリオールの強化、母のネオクラシーにスピード因子が付与されるなど、かなりの強化を受けています。
これにより、スタミナだけでなくスピードの因子活性もしやすくなっていますね。
☆ソヴリンパス
★ソヴリンパスは、グレイソヴリンの後継種牡馬としてその血を広めソヴリンパス系を形成した名種牡馬です。
ウイポ10では自身の因子は据え置きで、希少価値がむしろ高くなった早熟因子持ちとなっています。
その他にも特に変化がなく、これまでと変わらない立ち位置になりそうです。
☆ダマスカス
★ダマスカスは、1967年の米国二冠馬で、種牡馬としても成功しました。
これまでのウイポではパワーダブル因子が定番でしたが、今作からスピードとパワー因子に変更。
地味なところでは父母父のバイジミニーにパワー因子が付与されています。
テディ系を活かしていくのに使う人が多そうです。
☆チャイナロック
★チャイナロックは、欧州で現役生活を終えた後、すぐに日本へ種牡馬として輸入されました。
タケシバオー、ハイセイコーなどを次々と輩出して、その血は日本で隆盛しました。
今作ではスタミナ因子が追加されて、さらに初期から子系統確立済みと、実質的に大きく強化されています。
チャイナロックを使って初期の繁殖牝馬を生産していくのも有力な一手になってきそうですね。
☆ディクタス
★ディクタスはフランスでGⅠを制した後、種牡馬として日本へ輸入されました。
社台ファームに貢献した種牡馬の内の1頭で、スクラムダイナ、サッカーボーイ、イクノディクタスなどを輩出した他、母の父としてステイゴールドを出しています。
したがって、ナリタトップロードやオルフェーヴルの祖先に当たります。
日本競馬へ与えた影響は大きいですね。
ウイポ10では瞬発力因子が新たに追加されて強化を受けています。
また、父のサンクタスから気性難因子がはく奪されており、これも安定した産駒の生産に寄与しそうです。
☆テスコボーイ
★テスコボーイは、クイーンアンSなどを制した欧州のマイラーで、その後日本へ種牡馬として輸入されて大成功しました。
「天馬」トウショウボーイをはじめとして活躍馬を多数輩出。
現在でもサクラユタカオーからサクラバクシンオーが出て、スピード血統としての地位を存続させています。
ウイポ10ではこれまでの勝負根性因子がはく奪され、スピードダブル因子となりました。
よりスピード血統としての個性が全面に出されたと言っていいでしょう。
☆トムフール
★トムフールは米国において一大勢力を築いた大種牡馬です。
特にバックパサーを通じて母系で影響力を行使しました。
ウイポ的には既に高齢ではありますが、優秀な繁殖牝馬の生産に向いています。
大体どの年代においても零細系統として細々としているため、母系に入ると返って競走寿命を延ばす要素にできたり、サヨナラ配合に使ったり、結構使い勝手がいいです。
自牧場の繁殖牝馬にいったん噛ませておくとジワジワ効いてきますね。
☆ナシュア
★ナシュアは1955年の米国二冠馬で、ナスルーラ系の後継種牡馬の1頭として存在感を示しました。
母の父としてミスタープロスペクターやロベルトの誕生に貢献しており、現代への影響力も強いです。
ウイポ10では気性難因子がはく奪され、柔軟性が付与されました。
父のナスルーラも気性難因子がはく奪され、瞬発力因子が付与されるなど、実質的に強化され使いやすくなっていますね。
地味に母母父のサルダナペールに柔軟性が追加されています。
☆ニジンスキー
★ニジンスキーは英国三冠馬で、父ノーザンダンサーの初期の後継種牡馬としても世界的に成功しました。
日本ではマルゼンスキーの父として有名ですね。
ウイポ的には母フレイミングページと母父ブルページにスピード因子が追加され、実質的に強化されています。
ほぼ間違いなく子系統確立するため、この時代からドンドン配合していって自牧場の繁殖牝馬の血統に入れておくと、かなり役に立ってくれるでしょう。
☆ネヴァーセイダイ
★ネヴァーセイダイは1954年の英国ダービー馬で、日本でも後継種牡馬が輸入されて成功しました。
個性的な馬名でも有名ですね。
ウイポ的には今作では既に確立済みとして設定されているのに加えて、気性難因子がはく奪されてスピード因子のみとなっています。
これが強化なのか、弱化なのか、ゲームをプレイして感触を確かめてみたいですね。
☆ネヴァーベンド
★ネヴァーベンドはナスルーラの後継種牡馬の1頭で、名馬ミルリーフやリヴァーマンなどを輩出して成功しました。
ウイポ的にはそこまで大きな変更がないですね。
これまで同様、有用な種牡馬でしょう。
この馬も、この後ほぼ間違いなく子系統確立しますので、この時代から自牧場の血統に取り入れていくと非常に役に立ちます。
☆ノーザンダンサー
★ノーザンダンサーは20世紀で最も成功したと言っても過言ではない、世紀の大種牡馬です。
「ノーザンダンサーの血の一滴は、ダイヤモンド1カラットに匹敵する」等々の評価が有名ですね。
数多の活躍馬、後継種牡馬を輩出し、現在でも世界の主流血統の一つとなっています。
ウイポ的にはもちろん超絶優秀なのですが、優秀すぎて血が詰まることが多く、使用には注意が必要です。
☆パーソロン
★パーソロンはアイルランドで生産され、後に日本へ種牡馬として輸入されました。
日本で2度リーディングサイアーとなり、「皇帝」シンボリルドルフを輩出するなど一大勢力を築きました。
ウイポ的には前作から大きな変更なく、日本国内ではトップクラスの仔だしでプレイヤーに貢献してくれるでしょう。
恐らくこの後ほぼ間違いなく系統確立すると思われるため、自牧場の血統に取り入れていくと良いでしょう。
☆ハクリョウ
★ハクリョウは1953年の菊花賞馬で、種牡馬としても多数の重賞馬を出して成功しました。
ウイポ的にはブランドフォード系がST系統であることと、血統面でスタミナ因子が豊富ということを活かして、長距離での活躍が見込める産駒を多く出してくれそうです。
ブランドフォード系を伸ばしたい時には使い勝手が良いでしょう。
☆バックパサー
★バックパサーはトムフールの後継種牡馬で、自身の競走成績が素晴らしい上に種牡馬としても大成功しました。
特に名馬の母の父として名高く、マルゼンスキー、エルグランセニョール、シーキングザゴールド、ウッドマン、イージーゴアなど錚々たる顔ぶれの名馬がバックパサーの血を母系に持っています。
長らくシリーズでは系統確立が難しい馬として有名でしたが、前作から確立が容易になり、今作ではさらに簡単になったと思われます。
思う存分、名血を堪能することができるでしょう。
☆ハビタット
★ハビタットは、欧州でGⅠを制したマイラーで、種牡馬としても大きな活躍をしました。
日本ではニホンピロウイナーの祖父として有名ですね。
今作では早熟因子がはく奪され、瞬発力因子を代わりに与えられました。
これは実質的に強化と言えるでしょう。
馬齢が若いため、ハビタット系をドンドン伸ばしていくことも可能でしょう。
☆ファバージ
★ファバージは欧州で生産された馬で、後に日本に種牡馬として輸入されました。
欧州でも凱旋門賞馬のラインゴールドを出しましたが、日本でもハードバージやビクトリアクラウンを出すなど成功しました。
ウイポ10では前作から比べると自身の早熟因子がはく奪され、勝負根性因子を代わりに追加されました。
実質的な強化を受けていますね。
子系統確立するとST系になる可能性が高いため、親系統ナスルーラ系かつスピード因子豊富なST系統を築けるという非常に価値の高い血統になることが可能ですね。
☆フォルティノ
★フォルティノは、グレイソヴリン系の後継種牡馬で、カロを輩出したことで有名です。
また、日本でも大きな勢力を築きました。
そういうこともあって、前作ではスタート時点で系統確立済みだったのですが、今作では未確立の状態ですね。
血統的に大きな変更はなく、相対的にはやや弱体化と言えるかもしれません。
☆プリンスジョン
★プリンスジョンは、プリンスローズ系を支える種牡馬の一頭で、大きな成功を収めました。
特に名馬の母父としての活躍が顕著で、リヴァーマン、アレッジド、コジーン、パレスオブミュージックなどの母系に入っています。
ウイポ的には大きな変更はないものの、父父父のローズプリンスにスタミナ因子が、母父父のレイカウントに勝負根性因子が新たに付くなどしています。
☆ヘイルトゥリーズン
★ヘイルトゥリーズンは、現代でも強い影響力を保持している系統を築き上げた大種牡馬です。
直仔ヘイローからは、あのサンデーサイレンスが出て、日本でも瞬く間に主流系統になりました。
ウイポ10では従来の勝負根性因子に加えてスピード因子が追加されて、スピード因子大活性が確定。
大幅な強化と言えるでしょう。
このレベルの馬が強化されたとなると、これまで以上に大きな活躍を見込めるのは言うまでもありません。
ぜひとも自牧場の血統に取り込んでいきたいですね。
☆ミルリーフ
★ミルリーフは1971年に欧州三冠を達成した名馬中の名馬にして、種牡馬としても超一流の成功を収めた名種牡馬です。
ウイポ10では母のミランミルにスタミナ因子が付与され、血統のスタミナ色が強くなっています。
スピード、スタミナ共に活性化しやすいため、中長距離で強い馬を生産するのに適していますね。
また、ネヴァーベンドが未確立のため、1973年スタートではSP系統になっているのも新鮮な部分です。
もしプレイヤーの介入でネヴァーベンドの確立を阻止できたなら、ミルリーフをSP系統として存続させられるということになります。
☆メイヂヒカリ
★メイヂヒカリは、1955年の菊花賞を制して「日本刀」と評されるなど鋭い末脚を武器に活躍した名馬です。
今作では血統面で大幅な強化を受けています。
自身の因子は変わらないものの、父クモハタにスピード因子、父父トウルヌソルにもスピード因子、父母ホシハタに柔軟性因子、母父プリメロに柔軟性因子、母母第四バッカナムビューチーにスタミナ因子、母母母バッカナムビューチーにスタミナ因子がそれぞれ付与されています。
スピード因子、スタミナ因子ともに大活性しやすく、滅亡の危機にあるゲインズボロー系の救世主になれる器です。
☆メジロアサマ
★メジロアサマは、名門メジロ牧場が生産した名馬の一頭で、天皇賞を制しています。
メジロアサマの子どもであるメジロティターン、そしてメジロティターンの子どもであるメジロマックイーンと、親子3代での天皇賞制覇があまりにも有名ですね。
今作ではスタミナ因子が追加されており、さらにステイヤー生産に適した血統となっています。
現実では受胎率の低さから生涯で19頭しか産駒を残せなかった同馬ですが、ウイポではビシビシ使っていけますのでメジロ好きにはたまらないですね。
☆リュティエ
★リュティエはフランスで3度のリーディンサイアーに輝いた名種牡馬ですね。
何といっても今作で大きな変更のあった一頭で、これまでのスピード、早熟因子がはく奪され、スタミナ因子一つが付与となりました。
他には父母父のカンターにスピードとスタミナ因子が付与されているなどのマイナーチェンジもあります。
それにしてもリュティエのスタミナ因子一つにはびっくりしました。
☆レイズアネイティヴ
★最後に今作話題のレイズアネイティヴです。
レイズアネイティヴは、名馬ネイティヴダンサーの血を大きく広めた種牡馬です。
自身の功績としては、何といってもミスタープロスペクターを輩出したことが偉大で、ミスタープロスペクターから現在では世界中にその血が広がっています。
ちなみに、ミスタープロスペクターは1973年スタートでは3歳です。↓
なぜレイズアネイティヴが話題かというと、従来作では系統確立済みであるのがデフォであったのに対し、今作では未確立状態であるからです。
未確立状態だと、この後ゲーム内で確立する際、SP系統で確立しない可能性があり(過去作ではSP系統だった)、そうなるとミスタープロスペクターもSP系統として確立しない可能性が出てきています。
スピード血統の代名詞とも言えるミスタープロスペクターにSP系統が付かないという、微妙な状態を招く可能性があるということですね。
もちろん、系統特性の条件が従来作とは変わっている可能性もありますので、確定的なことは何も言えないのですが。
ウイニングポスト10、果たして製品版ではどうなっているでしょうか。
それではまた!
ディスカッション
コメント一覧
因子回りは見直して欲しいと思ってたから手を入れてくれたのは朗報ですね。
特に晩成因子持ちは血統的に使ってみたくてもデメリットが特大だったのでかなり嬉しいですね。
一方でナスルーラやリボーから気性難が無くなったのは間違いなく使いやすくなった反面、アイデンティティーが奪われたというか何だかなぁ…みたいな複雑な感情もありますw
>三日月さん
因子周りの見直しは一大作業だとは思うので、ここは結構力入れたんじゃないでしょうかね。
ぶっちゃけ能力因子だけでいい気もしてましたしw、晩成は使いづらいですよねえ。
気性難は何か性格的な意味合いもあるし、脚質にも影響があるしで個性につながる感ありますからね。
ナスルーラとかは残してもよかったんじゃないか・・・とは思ったりしますね。
若干寂しいですw
こんにちは。
ウイニングポスト10楽しみすぎます!
もし、いつか良かったら、系統確立において、箱庭のレベルを上げるために分岐させた方が良い親系統などの記事を見てみたいです!
お忙しいとは思いましので、もし、そういうのも良いと思っていただけたらの話ですので。
>マルコさん
こんにちは。
楽しみですねー、10。
分岐させた方がいい系統ですか。
分かりました。
検討しておきますね!