ウイニングポスト8 2016 2周目 プレイ日記21

今回は〆配合を使ってのSPと爆発力の関係を探る検証編となります。
今回の配合の基本的な条件です。
〆父
SP:75
サブパラ合計:18
〆母(N=14)
平均SP:72.36
平均サブパラ合計:12.07
配合平均SP:73.68
配合平均サブパラ合計:15.04
今回の〆母たちの特徴として、平均SPが高く、サブパラが低いというのがあります。
で、先にサブパラの方の結果を書きますと、なんとこれ以前の配合とほとんど変わらない結果を得ました。
サブパラの度数分布表です(N=52)。

20162周目サブパラ度数.PNG

平均値は13.35で、この値は1周目のグランピクランキ〆配合の値(13.40)とほぼ変わらない数値で、過去のほとんどの〆配合の値とも近似しています。
サブパラも一定のレベル(配合評価?)を超えると、大体一定の値に落ち着くのかもしれません。
次にSPの度数です。

20162周目SP度数.PNG

で、これを図にまとめますと・・・(見比べやすくするためにSP48の1頭を除いてあります)。

20162周目SP度数図.PNG

比較のために、2016の1周目、2015の2周目、無印の爆発力42、の順に図を載せます。
2016・1周目

20161周目SP度数図.PNG

2015・2周目

2016因子無しSP度数図.PNG

無印・爆発力42

2016爆42SP度数図.PNG

まず、今回の結果から、仮説であった「STがSPに影響する」、これは否定されたと考えられます。
なぜなら、1周目と2周目の分布は、ほぼ同様と言って差し支えないからです。
また、2015・2周目の分布と見比べてみると、SP因子の効果というのは、産駒の平均的なSPを底上げする、というものであると推測できそうです。
一方、SP80以上などのいわば「大当たり」に関しては、SP因子は関係無いか影響が少ない可能性があると思われます。
そして、2015・2周目からの3回の〆配合検証の結果から、無印と2015以降では、爆発力とSPの算出に関わる計算式が変わった可能性を指摘できます。
以下は過去の全ての〆配合を含めた表です。

20162周目結論表.PNG

赤いラインの上が、無印で幾度も検証を行った結果、爆発力の影響が頭打ちとなるライン、通称SPラインと勝手に名付けたものです。
が、2015・2周目からの3つの配合(50NSP~40NSP、2015・2周目は同周回で2パターン検証)は、いずれもが無印ほどの結果を得られていません。
同じくらいの爆発力であっても、SP80以上の馬が大幅に出にくくなっているのが分かると思います。
この出にくさに対して、SP因子大活性が無いからではないかとか、STの高低が影響するからではないかとか、仮説を立てて検証してきたのがこれまでの流れです。
しかし、これまでの結果から、それらの仮説はかなりはっきりした形で否定されました。
SP因子は、平均的なSPの高さには影響しているのだろうと思われますが、一定のSP値(恐らく80前後)以上のSPへの影響は無いのだろうと考えます。
そして、爆発力の影響が2015からは無印までと変わっていた可能性があります(無印と計算式が変わっていた可能性)。
いやしかし、本当に計算式変わったんでしょうか?
他にも考えられる要因があるかもしれません。
とにかく、このあたりを次回以降確かめに行きたいと思います。
次回以降はしばらくいつもの〆配合からの産駒を実際走らせてみる回になります。
それではまた次回!