なぜ爆発力40以上で良いのか -爆発力検証まとめー

 

この記事は、私がウイニングポスト8無印から検証を重ねてきた、爆発力に関してのまとめ記事となります。

 

現在はその検証結果を元に、如何にして効率の良い配合及び箱庭を作るかということに重きを置いています。

 

 

 

【爆発力検証の目的】

まず、検証の目的ですが、端的に最大効率の爆発力を知る、ということになります。

 

そのために、そもそも爆発力とは何かから少しおさらいしていきたいと思います。

 

爆発力とは、その配合から誕生してくる産駒のSPに+される値、と言えます。

 

産駒のSPは、両親の能力からまず基本となる値が決定し、そこに爆発力が+されます。

 

この基本となる値は、確かな検証が行われた確実な情報というのは私の知る限りなく、コレと断定することが難しいです。

 

で、私が検証したのは、基本値に加わる爆発力の方でした。

 

爆発力は、その値によって配合画面の牧場長のコメントが変化し、30以上だと「とてつもない爆発力を秘めていそうです」となり、以後変化は無くなります。

 

そういうことで、当初、30くらいあれば、最大効率なのかなと漠然と思っていました。

 

しかし、検証の結果、40が最大効率となると結論付けた訳です。

 

以下はその検証方法と結論付けるまでの経緯となりますが、とりあえず結論だけ分かればいいやという人は、ここまででO.K.です。

 

 

 

【爆発力検証の方法】

検証方法を簡潔に表すと、爆発力の異なる配合の結果を閲覧ツールを使用しながら比べていった、というものになります。

 

具体的には、爆発力32~36の配合から始まり、84、70など高いものから、徐々に下げて36まで検証しました。

 

さらに、SP因子の大活性が伴わないものも検証していました。

 

この時のグラフをご覧ください。

※通常の図と異なり、横軸がSPの大小で、SP85←~→SP45(50)となっています。また、縦軸は誕生した頭数です。生産数は50頭前後が基本です。

 

★SP因子大活性あり・爆発力32~36

 

★SP因子大活性あり・爆発力36

 

★SP因子大活性あり・爆発力42

 

★SP因子大活性あり・爆発力48

 

★SP因子大活性あり・爆発力49

 

★SP因子大活性あり・爆発力59

 

★SP因子大活性あり・爆発力70

 

★SP因子大活性あり・爆発力84

 

これらのグラフを見比べてみて、最も注目してほしいのは、爆発力36のグラフ(上から2番目)と、爆発力42のグラフ(上から3番目)以降の山の頂上部分の比較です。

 

爆発力36までと、42以降のグラフでは、山の頂上部分が異なりますが、42以降はほぼ同じような傾向を示していることが理解できるかと思います。

 

特に大きな違いが出るはずの42と84でも、傾向は変わらないと言って差し支えありません。

 

一方で、傾向の違いが見て取れるのが、36と42の比較であり、ここが爆発力40以上で問題無しと結論付けた最大の根拠です。

 

また、36の配合と42の配合は、ほぼ同じ配合を爆発力を変えただけで実施した結果であることから、信頼できる結果だと考えています。

 

では次に、SP因子がどれくらい影響しているのか、こちらも簡単に検証していますので、ご覧ください。

 

★SP因子大活性なし・爆発力40

 

★SP因子大活性なし・爆発力50

 

上記2つのグラフの比較から推測できることで重要なことは2つです。

 

一つ目は、やはり爆発力が40であろうと、50であろうと傾向が変わらない、つまり爆発力は40以上で十分であろうという推測です。

 

二つ目は、SP因子大活性ありの場合と比べて、山が右寄りとなり、SP80以上の出現率もかなり下落していることです。

 

ここから、爆発力は40以上で頭打ちであろうということと、SPの高い産駒を望むのであれば、SP因子大活性は欠かせないということ、この2点を結論することができそうです。

 

 

 

【爆発力検証の結果】

以上の経緯から、産駒のSPの決定は、爆発力とSP因子大活性の有無によって左右されることが分かりました。

 

これをまとめたのが、次の表です。

 

 

赤いラインが、私が「SPライン」と命名した境界線です。

 

このSPラインを境として上側は、産駒のSPの決定について効率性に違いがありません。

 

したがって、強い馬生産という目的の場合、「爆発力40以上かつSP因子大活性の配合」を目指せば良いのだという結論となります。

 

 

 

【おまけ:危険度についての検証】

おまけとして、過去に危険度を検証したことについても再掲しておきます。

 

★危険度の影響(マイナス特性の付与比較)

 

各危険度において、50頭前後ずつ生産し、それらのマイナス特性の有無について調べたものをまとめたのが、上記グラフです。

 

なお、小回り×、右回り×、左回り×に関しては、危険度は関係ないようです。

 

したがって、危険度が影響するのは、脚部不安、喉鳴り、腰甘の3つのマイナス特性です。

 

注目すべきは、危険度0と1でほとんど差が無いことと、危険度5となると産駒の半分には何らかのマイナス特性が付いてしまうということでしょう。

 

ただし、これは配合理論の一つである「血脈活性化インブリード」が導入される前に検証した結果なので、現在の2018では危険度0と1のマイナス特性に与える影響の差がさらに少なくなっている可能性が高いです(血脈活性化配合の成立の有無によるサブパラの微妙な差は依然あり得ますが)。

 

私がプレイしてきた実感と合わせてざっくりとした結論を言うと、危険度1~2くらいであれば、毛嫌いせずに配合してしまって問題ないのでラインブリードは十分実用圏内ですし、血脈活性化インブリードが成立しているインブリードによる危険度1~2くらいに至っては、マイナス特性に関する影響はほとんど無い、と言えると思います。

 

この記事は以上です。