ウイニングポスト10 パッド設定してみた

2023年3月24日

いよいよウイニングポスト10発売まで後1週間となりました。

先行体験会ではPS5版でプレイしてみて、CS版に不慣れではありましたがそれなりに操作性やUIは良いなと感じました。

ところが、体験版はPC版でプレイしてみたところ、4KどころかうんkなUIでして、操作性はかなり悪いです。

もしかしたら、同じように感じている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、アプリを使ってPC側でキーボードをパッドに設定してプレイしてみましたので、何かの参考になれば幸いです。

 

【どこが運慶快慶なのか】

私がうんkだと思った箇所を具体的に挙げていきましょう。

まずは週を送るコマンドである「NEXT」と、「オプション」「機能」がこじんまりと固まって配置されている部分です。

「オプション」や「機能」を押下すると、ツリーが出現して様々なコマンドが選択できるUIで、それ自体は問題ないです。

恐らく、8以来の復活となった3D牧場や可愛い秘書を存分に見せたい、という意図があって、これらのコマンドをこの左下の位置にまとめることにしたのではないかと推察します。

ところが、十字キー等で選ぶCS版ならともかく、マウスでクリックするPC版だと、間違って「NEXT」を押下してしまうことが生じます。

つまり、コンパクトにしたが故にお互いの位置が近すぎて、誤クリックしてしまう訳です。

さらに今作では(゚д゚)ウマーソナリティが重要な訳ですが、ウマーソナリティを効率的に進行させていくために画面右やや上に表示されるイベントをこなしていく必要があります。

基本のコマンドである「馬情報」や「人情報」などに加え、前述の間違いやすい「NEXT」など多用するコマンドが左側にある一方で、ちょこちょこ起きるウマーソナリティなどのイベントが右側にあることで、マウスを画面内で縦横無尽に動かす必要が出てきます。

言うなれば、北海道行ったり沖縄行ったりしているようなもので、今作の売りの一つである美麗なグラフィックを大画面で楽しもうとすればするほど苦行の程度も増すという、マジでオナラプーな状況が生じてしまいます。

余談ですが、私もウイポ10のために4Kモニターを購入し、改めてPC版の体験版をプレイしてみて、特にレースシーンのグラフィックはフルスクリーンだと非常に迫力がありますし、本当に美麗です。

この点は本当に評価するべきです。

競馬ゲームで最も美しいと言って良いのではないでしょうか。

PC版でもスペックさえ揃えれば、PS5版に勝るとも劣らないグラフィックを堪能できます。

しかし、ここまで述べてきたように、ことPC版ではUIが残念であり、PS5版を念頭に作られたUIを使いまわしていることが原因と思われます。

他にもマウスが飛翔する局面が多々あり、例えば馬の情報画面では、下の画像のように右下の位置に「戻る」コマンドが配置されていたりします。

ただ、こういった場面のほとんどは、右クリックで「戻る」と同じコマンドを行うことができるので、そこまで大きな問題はありません。

しかしながら、一点、どうしても納得できないのが「史実調教」などの新システムの画面です。

上記画像の画面、右クリックが効きませんw

したがって、「次へ」のコマンドを押下するためにマウスを真ん中下へ移動させることを強いられます。

右クリックが効くなら全然いいです。

っていうか、9でも当初、絆コマンド画面などで右クリックで抜けられず、かなり辛い思いをしました。

要望を出してコーエーテクモさんが対応して、ようやく仕様が修正されて右クリックで絆コマンド画面などを抜けられるようになりました。

今作でも、同じことを繰り返すのか・・・?

ということで、コーエーテクモさん、この仕様はすぐに改善するべきですw

右クリックで抜けられるようにしてくださいw

後はまぁ賛否両論かもしれませんが、お気に入りマークを付ける際のマウスホイール押下ですね。

前作ではチェックボックス形式で、チェックボックス上で左クリック押下することにより、お気に入りにできる仕様でした。

今作ではマウスホイールボタン押下に変わり、いちいちチェックボックスにカーソルを合わせに行かなく済むようになった、というプラスの見方もできます。

反面、いちいちマウスホイールボタンを押下しなくてはいけなくなった、とも捉えられます。

つまり、左クリックを押すことが多いゲームの中にあって、ここでのみマウスホイール押下を使うので、煩雑に感じるのです。

ただ、これは慣れてきたら今作の仕様の方が優秀かもしれませんので、もうしばらく様子見でしょうか。

 

【パッドにキーボードを設定してみた】

上記のような不便さを改善すべく、PC側でマウスやキーボードをパッドに設定してみることにしました。

今回使ったアプリは、「JoyToKey」です。

界隈では有能アプリとして有名で、今回私も初めて使ってみましたが、非常に分かりやすく、そして使いやすかったです。

細かい説明は公式HPなどにお任せするとして、ここではどのような設定をしたのかを書いていきます。

まず、ウイポ10体験版ではマウス、キーボードの操作はどのようになっているのか、確認しておきましょう。

【ウイポ10 PC版 各操作キー】

【マウス】

左クリック・・・主に決定、「Enter」とほぼ同義だが、マウスカーソル位置の対象について有効という点で「Enter」と機能が異なる

右クリック・・・主にキャンセル、画面を抜けるなど、PS版などでのマルボタンにあたる機能が割り振られている

マウスホイール・・・種牡馬画面などの大量の情報画面をスクロールさせる役割

マウスホイールボタン・・・今作からお気に入り登録機能が割り振られた

【キーボード】

F5・・・所有競走馬画面呼び出し

F6・・・所有幼駒画面呼び出し

F7・・・所有繁殖牝馬画面呼び出し

F8・・・所有種牡馬画面呼び出し

Tab・・・マウスポインタをフォーカス(黄色に点滅など)位置へ移動

Ctrl長押し・・・メッセージスキップ

A or D・・・開催表画面で開催回を切り替え

W or S・・・開催表画面で開催場所を切り替え

※(公式Webマニュアルでは上記しか書かれていない・・・www)

Insert or Home・・・注目馬など(牧場画面右側の馬のイベントなど4つのタブがある箇所)のタブ切り替え

Delete・・・バックログ表示

Enter・・・決定コマンド、主にフォーカスしている項目に対して有効

Esc・・・キャンセル、画面を抜ける、タイトル画面でアプリケーション終了

←↑→↓・・・フォーカスの移動(CS版の十字キーとほぼ同じ機能)

 

ということで、私が調べた結果、PC版のキーボードでは上記のようなマニュアルに記載されているもの以外にも操作可能なキーがありました。

これらをフルに使って、PCにつないだコントローラーに割り振れば、PC版でも操作性を改善し、運慶快慶なUIを克服できるのではないか!

そう思って、持っているコントローラーに次のようにJoyToKeyで設定していきました。

なお、私の使っているコントローラーは、マイクロソフト社製のもので結構古いヤツですが、下記画像のものとほぼ同じボタン配置です。

それではこれら各ボタンにどのようにキーを配置していったかをご紹介します。

その配置が下記画像です。

これだけ見てもよく分からないと思いますので、簡単に説明します。

まず左のスティックにはそのままマウスの動きを設定しました。

マウスカーソルの動く速度や加速度をJoyToKeyで設定することも可能で、私も「速度調整(70%)」など設定しているのが分かると思います。

また、左スティック押下ボタンにCtrlを設定して、メッセージスキップもできるようにしました。

左スティックでマウスカーソルを動かすと、不慣れというのもあると思いますが、マウスで動かすよりも行き過ぎてしまったりして微細な決定を行う際には不便さがありました。

そこで十字キー部分にそのまま←↑→↓を割り振って、フォーカスを移動できるようにしました。

これでかなりCS版の動きに近づけることができます。

次に不便な牧場画面右側の注目馬などのタブ(ウマーソナリティ関連のイベントなどが起こる4つのタブがある箇所)について、右側のスティックにInsertとHomeキーを設定して、苦痛を緩和。

さらに右側のスティックにはマウスホイールの上下も設定して、種牡馬画面などの大量情報画面でもある程度の操作性を確保させました。

そして、AボタンにEnter、BボタンにEscを設定して、決定/キャンセルについてもほぼCS版同様の使い心地を可能としました。

L1、R1、L2、R2ボタンにA、D、W、Sの主に開催切り替えのキーを配置。

残ったBACK、START、Xボタン、YボタンにF5~F8キーを設定して、フィニッシュです。

 

【使い心地】

肝心の使い心地ですが、まだ不慣れな部分もあるものの、まずまずという感じですね。

フォーカスの移動(←↑→↓)で反応が悪かったり、恐らく設定がされておらず連続でタブ切り替えができない部分(コースポの各画面)があったりします。

しかし、もちろんCS版には及ばないですが、それ以外は実用に耐えうる使い心地かなと思います。

マウスも同時並行で使用可能で、種牡馬や繁殖牝馬画面でリストを超高速で移動させる時にはマウスカーソルを使った方が早い時があるので、そうした時にはマウスを併用した方がよさげです。

特に種付け時やレースでの脚質選択などの時にはマウス操作の方が快適かもしれません。

もしかしたら、私以上に操作の相性が良く感じる人もいるかもしれませんので、一度試してみることをお勧めします。

そんな感じでございまして、一応実用レベルではありますが、やはり公式のUI改善もしくはパッド対応が欲しいところです(当初パッド対応って謳ってなかったっけ・・・??w)。

なので・・・コーエーテクモさん、頼みますね!

とはいえ、PC版は売り上げ的な問題や(CS版の方が売り上げが良い)、脚の速いチーターがいる問題など、PC版が割を食うのは今のご時世、致し方ないのかもしれません。

PC版も前述のように、グラフィック自体はPS5版と遜色ないレベル(グラボ、モニターなど性能面を用意できれば)なので、ぜひとも快適な操作性を実現させてほしいですね。

もっとキーボードで行える操作を各画面で割り振ってくれさえすれば、後はJoyToKeyでこちらで設定しますのでwww

ということで、この記事はここまでです。

それではまた!