1/4異系配合の固有特性への効果

この記事では、ウイニングポスト10 2024で追加された配合理論である「1/4異系配合」の効果「固有特性の継承確率アップ」がどの程度なのか、簡単に検証しています。

検証

まずは、ウイポ10 2024の1周目プレイにおいて、固有特性モリモリで1/4異系配合成立という〆配合をやりましたので、それを使った検証結果について書いていきます。

なお、プレイ内容についてはこちらの記事をご覧ください。

簡単に言うと、トウカイテイオー、メジロマックイーン、オグリキャップ、シンボリルドルフ、ハイセイコーの固有特性が血統表内にある〆配合でした(下記画像)。

上記〆配合で確保できた〆母が9頭で、これらを〆父・サードステージが引退するまで種付けした結果、89頭の産駒が誕生しました。

その中で固有特性を持っていた産駒は、合計3頭でした(なお、レジェンド特性を1個継承していた産駒が他にいました)。

確率に直すと、3.37%・・・。

・・・期待していたより少ない!w

しかも、付いた固有特性は3代前の〆母父父に当たるメジロマックイーンの「堂々たる主演」のみでした。

これは一体・・・。

ということで疑問が湧いてきたので、今度は〆配合は横に置いておいて、そこら辺にいる繁殖牝馬を使ってさらに検証を行うことにしました。

条件としては、まずは①1/4異系配合が成立しない組み合わせで、3代前に1つだけ固有特性を持っている自家生産馬を配合する、というもので行ってみました。

この時は〆配合の生産数になるべく合わせて91頭を生産(使った繁殖牝馬も10頭程度)。

すると・・・。

なんと固有特性持ちはゼロ!

つまり継承確率は0%でした。

血統表内で代が浅いほど継承確率が上がるというのは経験則や周辺の情報で何となく知っていましたが、0%というのはそういうものかと改めてビックリしました。

次に②1/4異系配合が成立しない組み合わせで、2代前に1つだけ固有特性を持っている自家生産馬を配合する、という条件で検証(この検証から自牧場に繁殖牝馬25頭で産駒100頭を生産という条件にしました。以後、同様)。

今度は2代前だから多少は固有特性が付くのではないかと思いきや・・・。

100頭生産して、固有特性が付いたのは0頭でした!w

2代前でも固有特性が継承する確率は極めて低いようです。

では、1代前、つまり父が固有特性持ちならどうなるのか、③1/4異系配合が成立しない組み合わせで、1代前に1つだけ固有特性を持っている馬(オグリキャップ)を配合する、という条件で検証しました。

すると・・・100頭中5頭が固有持ちで誕生!

確率に直すと、5%でした。

この結果から、1/4異系配合が成立しない配合だと、1代前に固有特性を持っている場合以外は相当継承確率が低そうです。

〆配合では1/4異系配合が成立しており、その効果で3.37%の固有特性継承確率を叩き出していたことが分かりました。

次に、④1/4異系配合が成立しない組み合わせで、1代前と2代前に1つずつ固有特性を持っている馬(トウカイテイオー)を配合する、というのもやってみました。

結果は、4/100で継承確率は4%でした。

しかも、継承するのはトウカイテイオーの固有特性「テイオーステップ」のみで、シンボリルドルフの「絶対皇帝」は継承しませんでした。

もしかしたら、継承特性の判定対象になるのには順番が決まっていて、該当した1つのみに継承するかどうかの判定が行われるのかもしれません。

検証をさらに進めて、1/4異系配合が成立しつつ、固有特性を1~2代前に持っている配合なら、もっと高い固有特性継承確率を出せるのでは・・・!?

そう思っていた時期が私にもありました。

まずは③の条件を1/4異系配合有りにしてみました。

結果は、2/100で、たったの2%!

減ってるやないかーい!w

次に④の条件を1/4異系配合有りにして実施。

すると、4/100で4%、そしてやはり「テイオーステップ」のみ継承で「絶対皇帝」は継承されず。

なんてこった・・・1周目〆配合で夢見ていた”固有特性詰め込んだらジュバジュバドッピンシャン!”は、そもそもあり得ない仕様だったのか・・・。

結果と考察

どうやら継承対象になる固有は1つのみで、血統表内に複数対象となり得る馬がいる場合、対象になる順番というかルールも決まっている様子です。

今回の検証だけでは確定的なことは言えませんが、恐らく牝馬側の方が優先で、その後代が若い方が優先というロジックに見えます。

また、1/4異系配合の効果とは、実質的には2代前以降(つまり、少なくとも2代前、3代前、そして4代前も?)にある固有特性の継承確率をアップさせるものだと思われます。

さらに言えば、固有特性の継承確率には上限があり、概ね4%前後となりそうです。

そもそも固有特性がその代の産駒でスピード値などパラメータ的に一定レベル以上の馬にしか付かない傾向があると考えられるので、確率に直すと4%前後というのが実質的な上限になっているものと思われます。

なので、1代前(つまり〆父などその配合の父)に固有特性持ちを使うのであれば、1/4異系配合を使っても使わなくてもどちらでもいいというのが、1/4異系配合の固有特性継承確率アップを考慮する際の結論となります。

ただ、その代に2頭、固有特性が付いていたパターンもあったので、その世代で1頭のみしか継承しないという訳ではないようです。

そして、改めての確認として、例えばトウカイテイオーの固有特性を牝馬が継承していたパターンもありました。

まとめると、

1.1/4異系配合の固有特性継承確率の効果は、2代前以降の馬に固有特性がある場合に有効

2.1代前の父or母に固有特性がある場合、1/4異系配合が成立してもしなくても継承確率は恐らく同じ

3.血統表内に固有特性持ちの馬が複数組み込んだ場合、継承対象になるルールが存在する模様で、現時点では母側優先⇒代が若い馬優先で1頭のみ対象というロジックと思われる

4.結果的に血統表内に固有特性持ちの馬を複数組み込んでも効果はない

5.固有特性の継承確率は、最大で4%前後と考えられる

ということになります。

ウイポ10 2025では、どうやら海外馬にも固有特性が付くようですが、今回の私のようにカラッポの頭に夢(固有特性)詰め込むと戦闘力が上がる的な世界になっていてほしいですね。

もし仕様が変わらないのであれば、固有特性持ちを複数血統表に組み込むのは無意味で、どれか1頭に絞ってその馬を軸に配合を構想したり箱庭を構築したりしていくのが効率的ということになりそうです。

この記事はここまでとなります。

また次回!