ウイニングポスト10 爆発力検証 #1
1周目(完成時はこちらの記事)と2周目(同じくこちらの記事)を終えて、それぞれ爆発力が異なる〆配合を組むことができました。
1周目が概ね爆発力45程度、2周目が概ね爆発力71程度ということで、1周目と2周目それぞれの産駒のSP値とサブパラ合計値を比較しました。
※なお、SP値とサブパラ合計値などを調べるために閲覧ツールを使用しています。これらのツール類の使用に否定的な方は以下の内容をご覧にならないことをお勧めします。
【基本データ】
1周目(SP因子大活性無し)
〆父SP値=75、サブパラ合計値=90、仔だし値=9
〆母SP値平均=66.89、サブパラ合計値平均=76.56、仔だし値平均=5.11
2周目(SP因子大活性有り)
〆父SP値=75、サブパラ合計値=73、仔だし値=9
〆母SP値平均=61.92、サブパラ合計値平均=72.00、仔だし値平均=5.31
1周目の方が完成に時間がかかった都合上、〆母の数の確保が十分ではなく、産駒の生産頭数について45頭が限界でした。
一方、2周目の方はいくらでも生産できる状況でしたが、比較のために52頭まで生産した時点でストップとしました。
【SP値の平均と標準偏差およびヒストグラム比較】
1周目
産駒SP値平均=69.02、標準偏差=7.89
2周目
産駒SP値平均=68.75、標準偏差=7.16
衝撃!!
平均値、ほとんど差がありませんでした!
ヒストグラムにしてみても、ほぼ同じ分布に見えます。
また、両方とも最大値のSP85が1頭も出ていません。
この分布に統計的に違いがあるのかどうかも次に検証してみました。
【SP値のt-検定】
見るべきなのは、P値です(画像の「P(T<=t)片側」)。
この値が0.05以下とかなら、「5%水準で有意」という意味合いになり、「二つの平均の差が偶然である確率は5%以下」ということになります。
今回の値は0.43となっており、簡潔に言うと1周目と2周目の配合から生産できる産駒のSP値にはほとんど違いがないと言えます。
爆発力45と爆発力71に違いが無い、ということになれば、爆発力は少なくとも45で頭打ち、と今回の配合比較のみなら結論できなくもありません。
【サブパラ合計値の平均と標準偏差およびヒストグラム比較】
1周目
産駒サブパラ合計値平均=75.47、標準偏差=9.86
2周目
産駒サブパラ合計値平均=38.58、標準偏差=12.44
SP値と一転して、明らかに異なる結果となりました。
平均値は実に2倍の差があります。
ヒストグラムを見比べてみても分布の違いくっきり見えると思います。
フォースニックスと危険度が高い配合では2倍の差が出る、くらいに何となく認識しておくと良いかもしれません。
【サブパラ合計値のt-検定】
P値が「2.18E-29」と表示されており、これは2.18×(-10の29乗)という意味で、一応書いておきますと0.0000000000000000000000000000218ということになります。
ということで、この二つの平均の違いが偶然である確率は、もの凄く小さい確率であり、言い換えるとまぁほぼ確実に全く違う分布であろうということになります。
より分かりやすく表現すると、サブパラについてはどう考えてもフォースニックスの方が優れていると言えます。
【考察】
サブパラについてはもはや議論の余地がないというか、そりゃあ危険度が高い配合よりフォースニックスを組んだ配合だよなぁってことですね。
衝撃的だったのは、SP値についてでした。
まさか爆発力45と爆発力71に違いが無いとは・・・。
もちろん、爆発力45の方にはSP因子大活性が無し、爆発力71の方はSP因子大活性が有りとはいえ、危険度が4~6という爆発力以外でSP値に影響しそうな条件面での違いがありますので、今回の結果だけで爆発力71に意味が無いとは言えないと思います。
ということで、今後は①爆発力40かつSP因子大活性有り、②爆発力50かつSP因子大活性有り、③爆発力70かつSP因子大活性有り、などを比較していくことで、爆発力の頭打ちの境目の数値を探っていきたいと思います。
当然、今後は危険度が0の条件で配合を構築したいと思います。
この記事は以上となります。
それではまた!
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