調教でどれくらいSPが伸びるのか

 

この記事は、ウイポ8 2018において調教でどれくらいSPが伸びるのかを簡単に検証したものです。

 

なお、検証はPC版にてツールを用いて行っており、ツール類の使用を好ましくないと考えておられる方は、記事の内容をご覧にならないことをお勧めいたします。

 

 

 

まず、ウイポは従来SPが伸びにくい仕様となっており、2017までは最高でも持って生まれた数値に+8くらいまでが限度でした。

 

+8というのも難易度Easyでかなり運が良かった場合であり、普通はEasyでも+4くらいまでが平均くらいだったでしょうか。

 

いずれにしても、プレイヤーによって任意にSPを上げることは難しい仕様でした。

 

ところが、2018ではプレイヤーによる調教システムが追加され、SPを狙って上げることが可能となっています。

 

さらにはSPの上限値が2017までの86から84に下方修正されました。

 

現在までプレイした感覚として、調教方法の一つである「坂路」はSPを大きく成長させるものとなっており、SPの上限値を大幅に伸ばすことができるなと感じています。

 

そこで、どれくらいSPの上限値を伸ばすことができるのか、簡単に検証してみたというのがこの記事の趣旨となります。

 

 

 

【ケース1.早熟馬をお任せ調教で3歳12月4週まで育てた場合】

まずは比較対象として、お任せ調教をして適当に走らせたケースです。

 

対象馬は、SP70~77までの8頭を用意。

 

全て成長型・早熟で統一してありますが、それ以外の性別、成長力、サブパラなどのパラメータはバラバラです。

 

ゲームの状況は、1985年で牧場長は篠原さん、牧場施設は開始時に引き継ぎスタートした状態のままで不完全、縦列3頭合わせ有り、預託厩舎は高松厩舎で、全頭2歳で入厩する年です。

 

この対象馬と環境は以後のケース全てにおいて同一です。

 

さて、結果ですが、次のようにSPが伸長しました。 ※()が伸びた値

 

70⇒72(2)

71⇒74(3)

72⇒73(1)

73⇒74(1)

74⇒77(3)

75⇒77(2)

76⇒78(2)

77⇒78(1)

 

平均するとSPは1.875伸びていました(12月4週までに競走寿命が尽きていた馬については寿命が切れる直前の月の値を採用)。

 

入厩前調教の結果も含めてのものであり、調教だけで伸びた値ではありません。

 

この結果だとSPについてだけ言えば、調教の効果はあまり実感できません。

 

なお、サブパラはほぼ全てが素の限界値より1段階程度伸びていました。

 

 

 

【ケース2.早熟馬を坂路調教のみで3歳12月4週まで育てた場合】

今度は、SPが最も伸びる坂路調教(単走・一杯)のみを入厩直後から設定。

 

故障しないように次走方針を設定し、放牧も交えながら、適宜レースに出走させつつ3歳12月4週まで進めてみました。

 

では結果です。

 

70⇒83(13)

71⇒82(11)

72⇒80(8)

73⇒81(8)

74⇒83(9)

75⇒82(7)

76⇒84(8)

77⇒81(4)

 

平均すると、8.5もSPが伸びていました。

 

爆発力とは一体・・・ウゴゴゴゴ・・・。

 

ちなみに伸びのバラツキについては、成長力はあまり関係ないようでした。

 

なお、坂路調教のみなので、サブパラの伸びは当然イマイチで、坂路で伸びる能力以外は本来届くはずの値にも達しなかった場合が多かったです。

 

 

 

【ケース3.早熟馬を坂路調教のみで出走させず3歳12月4週まで育てた場合】

次に、ケース2から”レースには出走させない“という条件に変化させて検証しました。

 

結果、次のようになりました。

 

70⇒76(6)

71⇒76(5)

72⇒75(3)

73⇒78(5)

74⇒78(4)

75⇒78(3)

76⇒78(2)

77⇒81(4)

 

平均するとSPは4伸びていました。

 

ケース2と比べると、約半分程に落ち込みました。

 

よって、適度にレース出走を交えながらの坂路調教というのが、SPの伸びが最も良いと考えられます。

 

このケース3では成長度が右端に達しない(つまり100に達しない)状況下の方がSPの伸びが良いのではないかという仮説でもって行ったのですが、そうでもありませんでした。

 

成長度云々よりも単純に坂路調教をすることが重要なのかもしれません。

 

ということで次の検証。

 

 

 

【ケース4.早熟馬をポリトラック調教のみで3歳12月4週まで育てた場合】

これはケース2のポリトラックバージョンです。

 

ポリトラックは、調教全種類の中でSPの伸びが最も悪いです。

 

その一方で、勝負根性、柔軟性、パワーも成長するため、浅く広くといった調教方法になっています。

 

結果です。

 

70⇒73(3)

71⇒82(11)

72⇒83(11)

73⇒75(2)

74⇒79(5)

75⇒76(1)

76⇒78(2)

77⇒81(4)

 

平均でSPが4.875伸びました。

 

ケース2の約半分ということで、SPについてはポリトラック調教は坂路調教の約半分くらいの効果と考えられるかもしれません。

 

また、ケース2と違って、瞬発力以外のサブパラが満遍なく強化されていました。

 

サブパラも含めたバランスという点でいくと、坂路のみよりもポリトラック主体の方が良いのかもしれません。

 

 

 

【ケース5.早熟馬をポリトラック⇒坂路で3歳12月4週まで育てた場合】

バランス主体のポリトラックで2歳12月4週まで鍛えた後、明け1月1週から3歳12月4週までSPを坂路で鍛える、という構想で調教を組んでみました。

 

結果です。

 

70⇒74(4)

71⇒75(4)

72⇒74(2)

73⇒75(2)

74⇒76(2)

75⇒77(2)

76⇒78(2)

77⇒81(4)

 

平均は2.75でした。

 

あまり伸びませんでした。

 

ポリトラックのみの時よりも伸びが悪いのが謎です・・・。

 

サブパラは整っていましたが・・・。

 

 

 

【ケース6.早熟馬を坂路⇒ポリトラックで3歳12月4週まで育てた場合】

ケース5のポリトラックと坂路の順番を入れ替えてみました。

 

結果です。

 

70⇒81(11)

71⇒74(3)

72⇒80(8)

73⇒82(9)

74⇒80(6)

75⇒79(4)

76⇒79(3)

77⇒80(3)

 

伸びたSPの平均値は5.875でした。

 

ポリトラックのみの時よりもSPの伸びが良く、かつサブパラも最も整っていました。

 

坂路調教を先に行ったのが良かった(SPを先に鍛えた方が良い)のか、早熟型なので成長期にSPを伸ばしたのが良かったのか、という感じでしょうか。

 

 

 

【まとめ】

◎お任せ調教ではSPの伸びが悪い(ただしお任せでもサブパラは素の限界までは成長しきることがほとんど)

⇒期待している馬については、少なくともサブパラがほぼ伸び切るまでと、成長期を過ぎるまでは手動による一杯調教で能力(特にSP)を伸ばすことを意識した方が良さそうです。

 

◎レースに出しながら調教を行った方がSPの伸びが良い(成長度との相関は不明)

⇒レースに勝利すると各能力にボーナス的なプラスが入るように見えるので、それが原因かもしれません。

 

◎成長型毎の成長期にSPを伸ばす、あるいはサブパラよりも先にSPを伸ばす方が最終的なSP値が高くなる可能性が高い

⇒早熟型ならサブパラより先に坂路一杯がセオリーかもしれません。

 

◎SPが伸びやすい個体とそうでない個体がいる(原因不明)

⇒検証の各ケースにおいて使用した個体は全て同一でした。その内、素のSPが77の個体はいずれのケースにおいてもSPの最大値が伸びにくかったです(それでも80は行くのですがw)。

 

◎個体によっては調教次第でSPが10以上伸びる可能性がある

⇒爆発力いらねw

=調教ゲー

=調教で伸ばせない精神・賢さ・健康ゲー

 

 

 

以上がこの記事の内容となります。

諸々検証記事

Posted by dosute